【フジテレビ めざまし8出演】大谷翔平選手のチームメイト・ベッツ選手が感染性胃腸炎で激やせ?
感染性胃腸炎とトップアスリート
感染性胃腸炎とは?――突然やってくる「お腹のパンデミック」
感染性胃腸炎とは、ウイルスや細菌などの病原体が腸管に感染することによって、嘔吐・下痢・腹痛・発熱などを引き起こす急性疾患です。これらの病原体は、汚染された手、食品、調理器具などを介して口から体内に入る「経口感染」が主な感染経路です。
日本では、特に冬季にノロウイルスによる集団感染が多発し、学校や介護施設、職場、医療機関などで爆発的に広がることがあります。
主な原因病原体
病原体 | 潜伏期間 | 主な症状 |
ノロウイルス | 12~48時間 | 急な嘔吐、水様性下痢、腹痛 |
ロタウイルス | 1〜3日 | 大量の下痢、嘔吐、発熱 |
アデノウイルス | 5〜7日 | 発熱、下痢、咽頭痛 |
サルモネラ菌 | 6〜72時間 | 発熱、腹痛、血便 |
なぜ感染性胃腸炎で体重が急激に減少するのか?
感染性胃腸炎が急激な体重減少を引き起こす背景には、以下のような複合的要因が関わっています:
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嘔吐・下痢による大量の水分と電解質の喪失
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食欲不振や絶食によるエネルギー・栄養摂取の低下
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腸管粘膜の炎症による消化・吸収機能の一時的な低下
これらの要因が重なることで、数日間で数キロ単位の体重減少を引き起こすこともあります。とくにアスリートの場合、その影響はさらに深刻です。
感染症専門医による予防アドバイス
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石けんと流水による30秒以上の手洗いを徹底
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嘔吐物や排泄物の処理は手袋・マスクを着用し、次亜塩素酸ナトリウムで消毒
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食品は中心温度85℃以上で1分以上加熱すること
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感染者のいる家庭ではタオル・トイレなどの共用を避ける
※ノロウイルスはアルコール消毒では不十分です。物理的な手洗いと塩素系消毒剤の併用が必要です。
世界中のアスリート・ビジネスパーソンに共通する「腸内環境」の重要性
今回、MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手のチームメイトであるムーキー・ベッツ選手が、感染性胃腸炎によって短期間に8kgもの体重減少が報じられ、大きな話題となりました。
大谷翔平選手自身も、かねてより「健康を保ちながらスポーツを続けることは簡単なことではない」と会見などで語っており、トップアスリートの身体管理がいかに繊細で、かつ重要であるかを私たちに教えてくれます。
このように、感染性胃腸炎などの一時的な体調不良でも、パフォーマンスに与える影響は計り知れず、その予防と腸内環境の維持はアスリートにとって生命線とも言えるテーマです。 腸は「第二の脳」とも呼ばれ、免疫力・栄養代謝・精神的安定に深く関わっています。アスリートにとって腸の健康は、エネルギー吸収や水分保持、炎症コントロールに直結し、コンディショニングに不可欠な要素です。
感染性胃腸炎により腸内環境が乱れると、体調の維持や回復が遅れ、パフォーマンス低下にもつながります。ビジネスパーソンや旅行者にとっても同様で、感染対策と腸内ケアの重要性が高まっています。
当院で提供している関連診療
五良会クリニック白金高輪では、以下のような診療を行っています:
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感染性胃腸炎(ウイルス性・細菌性)の診断と治療
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脱水症に対する点滴治療
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海外渡航前の感染症予防相談およびワクチン接種
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長引く下痢や感染後過敏性腸症候群の管理・腸内フローラ改善
🏃♂️ トップアスリートが感染性胃腸炎で急激に体重を減らす理由
トップアスリートの身体は、高性能なスポーツカーのように「無駄が一切ない」設計となっています。これは最高のパフォーマンスを引き出す反面、体調を崩した際の“もろさ”にもつながります。
以下に、感染性胃腸炎がアスリートに与える影響を、医学的にわかりやすく解説します。
① 極端に低い体脂肪率 = エネルギー備蓄が少ない
アスリートの体脂肪率は一般人よりはるかに低く、5〜10%程度です。エネルギー源となる脂肪が少ないため、感染などで消費が増えるとすぐに枯渇しやすくなります。
② 筋肉量が多いが、エネルギー源として分解されやすい
発熱や絶食状態が続くと、体は筋肉を分解してエネルギーに変換する「カタボリック状態」に陥りやすく、短期間で筋肉量=体重が減少します。
③ 免疫力の一時的な低下で重症化リスクも
脂肪組織には免疫調節の役割もあります。脂肪が少ないことは、免疫力の低下にもつながり、感染が長引いたり重症化しやすくなる恐れがあります。
④ わずかな脱水でもパフォーマンス低下に直結
体重の2%の減少(主に水分)でも、集中力や持久力は大幅に低下します。症状が回復しても、パフォーマンスの完全復活には時間がかかります。
理事長(五藤良将)からのメッセージ
「アスリートは最高のパフォーマンスを発揮するために、無駄のない身体をつくり上げています。しかしその最適化は同時に、不測の事態に対する脆弱性を意味します。感染性胃腸炎は誰にでも起こりうる病気ですが、アスリートにとっては重大なハンディキャップにもなり得ます。早期対応と予防が鍵です。」
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