皆様、こんにちは。五良会クリニック白金高輪の五藤良将です。

この度、Yahoo!ニュースや雑誌FLASHでのインタビューおよび医療監修に関わる記事が公開されました。今回の内容は、10月14日に配信開始されたAmazon Prime Videoの番組『KILLAH KUTS』における麻酔薬プロポフォールの不適切な使用に関するものです。この記事では、私のコメントを通じて、麻酔薬の危険性とその使用に伴うリスク、そして医療倫理について詳しくお話ししています。

特に、医療はサービスの一部であるかもしれませんが、その本質は「困っている患者さんを助けること」です。単なる娯楽のために、限られた医療資源を消費すべきではありません。プロポフォールのような麻酔薬は、適切な使用が求められ、誤った使い方をすれば命に関わる危険性が高まります。事実、麻酔薬は短時間で意識を失わせるだけでなく、呼吸や循環機能にも直接影響を与えるため、非常に慎重な管理が必要です。

私は医療者としての責任感に基づき、このような行為を決して容認できません。繰り返しますが、医療は命を守るためのものであり、安易にその資源が消費されるべきではないのです。

また、近年の日本における医療レベルの向上は目覚ましいものがありますが、その一方でカスタマーハラスメントや、「お金を払うから偉い」というような患者側の誤解が見受けられることも増えています。匿名で一方的に医療機関を批判するGoogleの口コミなども、医療従事者にとって大きな負担となっているのが現状です。我々はヒポクラテスの誓いに従い、常に患者さんの命と健康を最優先に考えています。医師としての誓い、ヒポクラテスの誓い、患者さんを救いたいという強い思いです。

プロポフォールをはじめとする麻酔薬は、医療現場で適切に管理され、必要な場面でのみ使用されるべきものです。娯楽目的での使用は、医療者として決して容認できません。皆様にも、医療資源が本当に困っている患者さんのために使われるべきであることを、ぜひ理解していただければと思います。

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五良会クリニック白金高輪
理事長 五藤良将