禁煙外来|白金高輪の内科|五良会クリニック白金高輪|土曜・日曜も診療

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禁煙外来

禁煙外来|白金高輪の内科|五良会クリニック白金高輪|土曜・日曜も診療

当院の禁煙外来

五良会クリニック白金高輪では、多くの患者様の禁煙治療をサポートしており、保険診療による禁煙外来を実施しております。

喫煙は、肺がん、咽頭がん、食道がん、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、心筋梗塞、脳卒中など、さまざまな重篤な疾患のリスクを著しく高めます。また、喫煙に含まれるニコチンは強い依存性を持ち、喫煙習慣そのものが「ニコチン依存症」というれっきとした薬物依存の病気であると認識されています。そのため、禁煙には専門的な医療介入が必要であり、自己流での禁煙が難しいのは当然のことです。

近年では、紙巻きたばこだけでなく、加熱式たばこや電子タバコの使用も広がっていますが、これらも決して安全ではありません。アメリカ食品医薬品局(FDA)やアメリカ疾病管理予防センター(CDC)からは、電子タバコ使用による死亡や重篤な健康被害の事例が相次いで報告されており、健康へのリスクが明確となっています。”電子タバコなら安全”という認識は誤解であり、慎重な判断が求められます。

また、これは私の私見ですが、これまで多くの喫煙者と向き合ってきた中で、「喫煙者は頑張り屋の方が多い」と感じています。仕事の合間に一服して気持ちを切り替えたり、何度も禁煙に挑戦しては挫折を繰り返したり…。たばこは、一種の“心の支え”になっている側面もあるため、それを手放すことは容易ではありません。

2019年10月からは、たばこ税の増税により価格も大幅に上昇しました。経済的負担だけでなく、ご自身とご家族の健康を守るという観点からも、禁煙は今こそ真剣に取り組むべきテーマです。

当院では、そうした「頑張り屋さん」の禁煙を、医師がしっかりと支援し、伴走いたします。一人で抱え込まず、ぜひ当院と一緒に“本気の禁煙”を成功させましょう。

健康保険で行える禁煙治療

現在、日本国内で使用できる禁煙補助薬「チャンピックス(バレニクリン)」は2021年以降出荷停止となっており、処方できない状況が続いています(※後発品も未承認)。そのため、現時点で保険診療で処方可能な禁煙補助薬は、ニコチンパッチ製剤「ニコチネルTTS」のみとなっています。

【ニコチネルTTSの使用スケジュール(12週間プログラム)】 禁煙治療は標準的に12週間のプログラムで行われ、使用するパッチの強さは段階的に減らしていきます。

  • 初回診察〜4週目:ニコチネルTTS30(30mg)

  • 5週目〜8週目:ニコチネルTTS20(20mg)

  • 9週目〜12週目:ニコチネルTTS10(10mg)

1日1枚を皮膚に貼付し、通院時に医師が状態を確認しながら、用量・期間を調整いたします。

【標準通院スケジュール(保険適用)】 禁煙外来は健康保険が適用され、以下のような通院スケジュールが基本となります。

  • 初回診察(第1回):治療開始(0週目)

  • 第2回:初診から2週間後

  • 第3回:初診から4週間後

  • 第4回:初診から8週間後

  • 第5回:初診から12週間後(最終診察)

合計5回の診療で治療を完了する流れとなります。

費用について

2006年より健康保険が適用されるようになり、現在は3割負担の方で約13,000円~20,000円がかかります(診察代+薬代、12週全体での費用)。

保険で禁煙治療を受けるための要件

下記の3項目、全ての要件に該当する場合は保険での禁煙治療を受けることが出来ます。

※過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方は、前回の治療の初回診察日から1年が経過しないと再度の保険禁煙治療を受けることが出来ません。その場合は自由診療となります。

  • ①ニコチン依存症のスクリーニングテスト(「ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト」にページ内リンク)でニコチン依存症と診断された方(10項目のうち、5項目以上に該当する方)
  • ②35歳以上の者については、ブリンクマン指数(1日の喫煙本数 × 喫煙年数)が200以上の方(※34歳以下の方は、ブリンクマン指数の条件は不要です。) 
  • ③直ちに禁煙することを希望している方であって、「禁煙治療のための評価手順書」に則った禁煙治療について医師等から説明を受け、当該治療を受けることを文書により同意された方。

ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS)

  • 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか
  • 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか
  • 禁煙や本数を減らそうとしたときに、タバコが欲しくて欲しくてたまらなくなることがありましたか
  • 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか(イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手の震え、食欲または体重増加)
  • 上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか
  • 重い病気にかかったときに、タバコはよくないと分かっているのに吸うことがありましたか
  • タバコのために自分に健康問題が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか
  • タバコのために自分に精神問題(不安や抑うつなどの症状)が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか
  • 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか
  • タバコが吸えなくなるような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか