「内視鏡検査を受けよう!」Vol.1 当院の内視鏡の特徴
■ 内視鏡検査とは?
内視鏡検査とは、先端にカメラを内蔵した直径約1cmの細長いスコープを口や鼻、肛門から挿入し、食道、胃、十二指腸や大腸の患部を直接観察する検査です。
内視鏡検査では、食道、胃、十二指腸、大腸の疾患を発見することができます。
その中でも「がん」の早期発見に非常に有効です。食道癌や胃癌、大腸癌は死亡率が高い一方で、初期には自覚症状がないことがほとんどです。 腹痛や便通異常などの症状も放置せずに内視鏡検査を受けて早期発見の機会をつくることが大切です。
最近では、医療機器や技術の発達により高画質のカメラや細いスコープを用いた検査など、より正確で患者様の負担が少ない内視鏡検査が行われるようになってきました。
当院でも、最先端内視鏡検査機器を用いて高い精度の検査をご提供しております。
■ 当院の内視鏡の特徴
① 経験豊富なドクター
院長を始め、内視鏡経験豊富なドクターが担当致します。
また内視鏡専門の女性ドクターも在籍しております。
②鎮静剤・鎮痛剤を使用
当院はリカバリー室をご用意しており、鎮静剤、鎮痛剤の使用が可能です。苦痛が少ない検査を受けることができます。検査後には、「こんなに楽に受けられるなんて!」と驚きと喜びの声を頂いております。
③最新の内視鏡機器の導入
LED光源を搭載した最新鋭の内視鏡システム(ELUXEO 7000システム)を導入し、Full HDや高出力4LEDなどにより、精度の高い内視鏡検査を行っています。
・Full HDモニター対応の画面表示
患者様情報や主な設定項目は画面右側にまとめて表示可能。
ワイドモニター使用時は直近4コマのインデックス画像を右端に表示できます。
・高出力4LED光源で多彩な観察モード
Multi-LightTechnology を もちいて、通常の観察に加え、粘膜表層の微細な血管や構造などを強調して表示する「Blue Light Imaging(BLI)機能」や、画像の赤色領域のわずかな色の違いを強調して表示する画像処理機能「Linked Color Imaging(LCI)」という特殊な観察方法が可能であり、多彩な観察もモードにより、炎症の診断や微小な病変の発見に有効です。
(Multi-LightTechnologyとは、LEDやレーザー等の複数の光源を高精度に制御するとともに、画像処理を組み合わせることで、目的に応じた観察画像を作り出す技術のこと)
短波長狭帯域光と白色光の成分をバランスよく照射。
そのあとソフトウェアにより、赤みを帯びた色はより赤く、白っぽい色はより白くなるように色の拡張・縮小を行い、粘膜の微妙な色の違いが分かりやすく表示されます。
・経鼻スコープ
経鼻内視鏡の最新鋭機種であるEG-840Nを導入し、LED光源による高度な観察が実現可能。先端部径5.8mmの極細スコープでありながら、経口スコープに迫る広角高画質を実現しています。
近接から遠景まで,高精細な画像を提供し、微細な近接2mmの画質実現により食道の詳細な観察もサポートする。また、上記の「BLI」や「LCI」といった特殊光観察モードにも対応可。
・経口スコープ
経口はEG-760Rにより胃カメラを実施しております。
早期胃癌の内視鏡的治療は、経鼻より経口が適しております。
経鼻内視鏡と経口内視鏡はそれぞれにメリットとデメリットを持ち合わせいますので、お気軽にご相談下さい。
・下部消化管用スコープ
EC-760ZP-V/Mを使用しております。硬度調整機能、高追従挿入部、カーブトラッキング技術により、術者の操作性が大きく向上しました。また、従来のスコープより視野角が広がったことから、観察が困難な粘膜の襞の裏側などの見逃しやすい病変の発見が可能となりました。
微小な病変の見逃しがないよう、ウォータージェットで逐一粘膜をきれいに洗浄しながら念入りに大腸粘膜の観察を行っています。
・拡大倍率
光学拡大倍率最大約145倍を実現し、粘膜表層を詳細に観察できるため、微小病変の早期発見への貢献が期待されます。また、近接1.5mmからの観察が可能なレンズを採用し、粘膜表層の微細な血管模様や構造の視認性向上が期待できます。
・170°広視野角
従来の下部スコープ*7から30°視野角が広がったことにより、観察が困難な襞の裏側などへのアプローチが可能です。
・硬度調整機能
軟性部の硬さを、操作部に組み込まれた硬度調整リングを回すことで任意に調整できる「硬度調整機能」により、腸管の屈曲や形状、術者の好みに合わせて曲がりやすさを選択することができ、スコープ先端部の大腸深部への挿入をサポートします。
④炭酸ガスシステムを導入
内視鏡観察をする際に、空気の代わりに生体吸収性に優れている炭酸ガス(CO2)を送気する装置です。
大腸の内腔を観察しやすくするために、『送気』を行いますが、空気だとお腹がパンパンに張ってしまい、患者様が苦しくなってしまいます。
空気よりも約200倍吸収の早い炭酸ガス送気システムを取り入れ、お腹のハリを減らす工夫をしております。
⑤高水準洗浄基準の洗浄・消毒
高い感染管理に応える内視鏡洗浄消毒システムを導入しております。
内視鏡用の高水準消毒剤として実績のある「過酢酸」を使用しています。
過酢酸は殺菌力が強く、5分間の浸漬で高水準消毒が可能であり、肝炎ウイルス、HIV、結核などの「内視鏡を介して感染を起こす既知の病原体」について、すべてに殺菌効果があります。
内視鏡は粘膜に直接接する検査であるため、常に高水準消毒を行います。
最終的には酢酸と水と酸素に分解され、環境中に排出しても影響が少ないとされています。
※内視鏡検査はご予約が必要です。
お電話にてお問合せ下さいませ。03-6432-5353
「内視鏡検査を受けよう!」Vol.2 胃がん・大腸がん死亡数
「内視鏡検査を受けよう!」Vol.3 胃がん・見逃してはいけない初期症状5選
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