【2025-2026年最新】フルミスト点鼻液(経鼻インフルエンザワクチン)完全ガイド|注射なし・痛みなし・1回で完了|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の内科

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【2025-2026年最新】フルミスト点鼻液(経鼻インフルエンザワクチン)完全ガイド|注射なし・痛みなし・1回で完了|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の内科

【2025-2026年最新】フルミスト点鼻液(経鼻インフルエンザワクチン)完全ガイド|注射なし・痛みなし・1回で完了

こんにちは。五良会クリニック白金高輪の理事長 五藤良将です。

お子さんのインフルエンザ予防接種、毎年「注射が怖い」と泣かれて大変な思いをされていませんか?
実は、鼻にシュッとスプレーするだけで完了するインフルエンザワクチン「フルミスト点鼻液」をご存じでしょうか。

2024/25シーズンに国内で接種がスタートし、2025/26シーズンからは東京都港区でもフルミストが助成金の対象に加わりました。当院でも多くのお問い合わせをいただいています。

本記事では、フルミスト点鼻液について、保護者の方が知りたいポイントを網羅的にわかりやすく解説いたします。日本テレビ「ヒルナンデス!」「ZIP!」等のテレビ取材でもお話しした内容をもとに、最新情報をまとめました。

フルミスト点鼻液とは?

フルミスト®点鼻液は、鼻の中にスプレーするタイプのインフルエンザワクチンです。第一三共株式会社が開発・販売を行っており、正式名称は「経鼻弱毒生インフルエンザワクチン」といいます。

海外では2003年に米国で承認されて以来、20年以上にわたり世界中で使用されてきました。日本では2023年3月に製造販売承認を取得し、2024/25シーズンから国内での接種がスタートしました。

💡 フルミストの3つのキーワード

注射なし ・ 痛みなし ・ 1回で完了

左右の鼻腔に0.1mLずつ(合計0.2mL=目薬約2滴分)を噴霧するだけで接種が完了します。ワクチン自体は無味・無臭で刺激性も少なく、接種は数秒で終わります。お子さんが泣いたり暴れたりすることなく、保護者の方の精神的な負担も大きく軽減されます。

フルミスト点鼻液(経鼻インフルエンザワクチン)

注射型ワクチンとの違い(比較表)

従来の注射型(不活化ワクチン)とフルミスト(経鼻弱毒生ワクチン)の主な違いをまとめました。

比較項目 注射型(不活化ワクチン) フルミスト(経鼻生ワクチン)
接種方法 腕への皮下注射 💉 鼻にスプレー 👃
痛み 注射の痛みあり 痛みなし
ワクチンの種類 不活化ワクチン(死んだウイルス) 弱毒生ワクチン(生きたウイルス)
接種回数(13歳未満) 2回 1回
誘導される免疫 血中IgG抗体 IgG抗体 + 粘膜IgA抗体
効果持続期間 約5か月 約1年(1シーズン)
交差防御(型違いへの効果) 限定的 期待できる
対象年齢 生後6か月以上 2歳以上19歳未満
注射部位の腫れ・痛み 10〜20%にあり なし

🔬 免疫のしくみの違い ── フルミストの「水際防御」とは?

インフルエンザウイルスは、鼻や喉の粘膜から体内に侵入します。注射型ワクチンは主に血液中のIgG抗体を作りますが、これは粘膜の表面には分泌されないため、ウイルスが鼻腔に入ってきた段階では十分に働くことができません。

一方、フルミストは鼻の粘膜に直接投与するため、IgG抗体に加えて、粘膜面に分泌されるIgA抗体も作ることができます。IgA抗体は、ウイルスが体に入ってくる最初の段階でブロックする「水際作戦」のような働きをします。

さらに、生ワクチンならではの細胞性免疫も誘導されるため、流行株とワクチン株が多少ズレていても効果が期待できる(交差防御)と考えられています。特にインフルエンザに罹患した経験が少ない小児では、この効果が顕著です。

【2025年度 NEW】港区の助成金について

🎉 令和7年度(2025年度)から
港区でフルミストも助成対象に!

昨年度(2024年度)は港区の助成対象外でしたが、
今シーズンから正式に助成の対象に加わりました。

項目 内容
助成対象 港区在住で、令和7年12月31日時点で生後6か月〜高校3年生相当年齢のお子様
※フルミストは2歳以上が対象
助成額 1回あたり4,500円
助成回数 フルミストの場合:1回
※注射型(HAワクチン)とフルミストのいずれか1種類を選択(同一年度内に2種類の助成は不可)
助成期間 10月1日(水)〜 令和8年1月31日(土)
※フルミストの最終有効年月日は令和8年1月23日(金)
必要な持ち物 ・港区から届く任意接種予診票(9月下旬に個別発送)
・母子手帳
※予診票をお忘れの場合、助成を受けられません

⚠️ ご注意ください

注射型ワクチン(HAワクチン)とフルミストの両方に助成を受けることはできません。どちらか1種類をお選びください。ただし、医学的に両方の接種を希望される場合は、一方を自費で接種することは可能です。

フルミストのメリット5つ

✅ メリット①:注射の痛みがゼロ

鼻にスプレーするだけ。注射が怖いお子さんも、泣くことなく接種できます。毎年の予防接種が「痛い注射」から「鼻にシュッとするだけ」に変わることで、お子さん自身が予防接種に前向きになれます。

✅ メリット②:1回の接種で完了

注射型は13歳未満で2回接種が必要ですが、フルミストは年齢に関係なく1回で済みます。忙しいご家庭にとって、通院回数が半分になるのは大きなメリットです。

✅ メリット③:粘膜免疫(IgA抗体)による「水際防御」

鼻の粘膜にIgA抗体を作ることで、ウイルスが体内に侵入する前にブロック。注射型では得られない感染予防効果が期待できます。

✅ メリット④:効果が長く持続(約1シーズン)

注射型の効果持続期間が約5か月程度であるのに対し、フルミストは約1年(1シーズン)効果が持続するとされています。

✅ メリット⑤:型違いのウイルスにも効果が期待できる

生ワクチンならではの細胞性免疫が誘導されるため、流行株とワクチン株が多少異なっていても、発症を軽減させる交差防御効果が期待できます。

副反応について

フルミストは弱毒化した生きたウイルスを使用しているため、鼻の粘膜で軽い感染が起こります。これはワクチンがきちんと働いている証拠ともいえます。

副反応 頻度 備考
鼻閉・鼻漏(鼻水) 約60% 最も多い副反応。軽度で自然に改善
咳・口腔咽頭痛 10%以上 軽い風邪のような症状
頭痛 10%以上 一時的なもの
発熱 1〜10%未満 微熱程度が多い
食欲減退・下痢・腹痛 1〜10%未満 消化器症状
ショック・アナフィラキシー 頻度不明(極めてまれ) 他のワクチンと同様

注射型ワクチンで多い「注射部位の腫れ・痛み」はフルミストにはありません。 その代わり、鼻水や鼻づまりが出やすいのが特徴です。いずれも軽度で数日以内に改善するケースがほとんどです。

インフルエンザ予防接種後の注射部位の腫れ

注射型ワクチンでは10〜20%の方に注射部位の腫れが見られます

接種できる方・できない方

✅ 接種対象

2歳以上19歳未満(18歳以下)の健康なお子さん

❌ 接種できない方(接種不適当者)

以下に該当する方はフルミストの接種ができません
1 明らかな発熱がある方
2 免疫機能に異常のある方、免疫抑制治療中の方
3 妊娠中の方
4 本剤の成分(ゼラチンを含む)によるアナフィラキシー既往がある方
5 直近1年以内に喘息発作があった方
6 アスピリンを長期服用している方

⚠️ 接種時の鼻の状態にもご注意を

接種時に鼻水・鼻づまりの症状がある場合、ワクチンの効果が減少する可能性があります。鼻の症状が落ち着いてからの接種をお勧めします。

よくあるご質問(Q&A)

Q. 接種後にくしゃみや鼻をかんでも大丈夫ですか?

はい、問題ありません。噴霧した液が鼻の粘膜に付着していれば免疫応答は開始しますので、接種後にくしゃみや鼻かみがあっても効果に影響はありません。

Q. 家族にウイルスがうつりませんか?

フルミストは生ワクチンですので、接種後にワクチン由来のウイルスが周囲に伝わる「水平伝播」の可能性はゼロではありません。ただし、ワクチン株は弱毒化されており、健康な方に重篤な症状を引き起こすことはありません。ご家族に免疫不全の方がいらっしゃる場合は、接種後1〜2週間は密接な接触を控えてください。

Q. 注射型ワクチンとフルミスト、両方打てますか?

はい、可能です。国内承認のフルミストには接種間隔に関する規定がなく、医師が認めた場合には他のワクチンとの同時接種もできます。受験を控えたお子さんなど、より万全な対策をしたい方は、両方の接種も選択肢のひとつです。
※ただし、港区の助成はどちらか1種類のみです。

Q. 接種後、インフルエンザの検査で陽性になることがありますか?

はい、接種後約2週間はインフルエンザの迅速検査で陽性反応が出る可能性があります。検査を受ける際には、フルミストを接種した旨を必ず医師にお伝えください。

Q. 費用はどれくらいかかりますか?

当院では1回 9,000円(税込)です。港区在住のお子さんは4,500円の助成が受けられますので、自己負担は4,500円となります。なお、港区の助成は1回あたり4,500円のため、注射型であれば医療機関によっては実質無料で接種できる場合もあります。フルミストは費用面では注射型より高くなりますが、「注射の痛みがない」「1回で済む」「粘膜免疫(IgA)が得られる」といったメリットを踏まえてご検討ください。

Q. 大人は接種できないのですか?

国内承認のフルミストの対象は2歳以上19歳未満です。成人の方は従来の注射型ワクチンをご検討ください。なお、海外では49歳以下まで接種可能とされています。

Q. 接種後に気をつけることはありますか?

接種当日は激しい運動を避けてください。また、接種後30分程度は体調の変化に注意し、万が一アナフィラキシーなどの症状が出た場合はすぐに医療機関を受診してください。

成人における有効性の研究

フルミストは小児での高い有効性が注目されていますが、成人における効果も気になるところです。以前の当院ブログでもご紹介した、成人を対象とした比較研究を改めてお伝えします。

📄 参考文献

Monto, A. S., et al. (2009). “Comparative efficacy of inactivated and live attenuated influenza vaccines.” New England Journal of Medicine, 361(13), 1260-1267.

対象:18〜49歳の健康な成人 / デザイン:無作為化二重盲検試験

【結果のポイント】

18〜49歳の成人において、フルミスト点鼻と注射型ワクチンの間でインフルエンザ予防効果に有意な差は見られませんでした。どちらも同程度の予防効果を示しています。

副反応については、注射型は注射部位の腫れや痛みなどの局所的な副反応が多く報告されたのに対し、フルミストでは鼻閉や軽度の上気道症状が見られました。

この研究から、成人においてもフルミストは注射型と同等の予防効果があり、特に注射部位の副反応を避けたい方には良い選択肢と言えます。ただし、現在の国内承認は19歳未満に限られていますのでご注意ください。

五良会クリニック白金高輪でのフルミスト点鼻ワクチン接種

五良会クリニック白金高輪での接種について

項目 詳細
対象 2歳以上19歳未満(18歳以下)の方
接種回数 1回
費用 9,000円(税込)
港区助成 港区在住のお子様は4,500円の助成あり → 自己負担 4,500円
※港区の任意接種予診票をお持ちください
持ち物 ・港区の予診票(助成を受ける場合)
・母子手帳(18歳未満)
・健康保険証
予約方法 LINE予約 または お電話(03-6432-5353)

在庫には限りがございますので、接種をご希望の方はお早めにご予約ください。在庫状況については、お電話でお問い合わせいただけます。

参考ブログ:

【出演情報📺】日本テレビZIP!にてフルミスト点鼻インフルエンザワクチンについてインタビュー医療監修

【フルミスト点鼻液(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン)】

【インフルエンザワクチン接種で注射部位が腫れる方への新しい選択肢】(前回ブログ)

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