MRワクチン未接種のお子様へ|港区なら無料で接種できます【海外帰国・コロナ禍の打ち漏れ対応】
「海外に住んでいて日本の定期接種を受けられなかった」「コロナ禍で予防接種のスケジュールが崩れてしまった」——そんなお悩みを抱えている保護者の方はいらっしゃいませんか?
実は、こうした理由でMR(麻しん風しん混合)ワクチンの接種機会を逃してしまったお子様は決して少なくありません。しかし、麻しん(はしか)は感染力が極めて強く、ワクチン未接種のまま小学校に入学すると感染リスクが大幅に高まります。
この記事では、MRワクチンの接種機会を逃してしまったお子様の保護者の方へ向けて、港区の費用助成制度を活用した対応方法や、MRワクチンの重要性についてわかりやすく解説します。
こんなケースに当てはまりませんか?
当院にも、以下のようなご相談が寄せられることがあります。
📋 よくあるご相談例
【ケース1】海外赴任に帯同していたため、日本の定期接種スケジュールに沿った予防接種ができなかった。帰国後、何から手をつけてよいかわからない。
【ケース2】コロナ禍で外出を控えていた時期に接種時期が重なり、そのまま打ちそびれてしまった。気づいたら対象期間を過ぎていた。
【ケース3】母子手帳を確認したら、MRワクチンの1期(1歳~2歳未満)を接種しないまま年長さんになっていた。2期の予診票も紛失してしまった。
いずれのケースでも、今からでも接種は可能です。しかも港区にお住まいの方は、費用助成制度を利用することで無料で接種できる場合があります。以下で詳しくご説明します。
MR(麻しん風しん混合)ワクチンとは?なぜ大切なのか

麻しん(はしか)の怖さ
麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。以下のような特徴があり、お子様にとって非常にリスクの高い感染症です。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 感染力 | インフルエンザの約10倍。空気感染するため、同じ空間にいるだけで感染する可能性があります。手洗い・マスクだけでは予防できません。 |
| 発症率 | 免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。 |
| 合併症 | 肺炎・中耳炎を合併しやすく、1,000人に1人の割合で脳炎を発症します。 |
| 死亡率 | 先進国であっても、1,000人に1人が死亡すると報告されています。 |
| 後遺症 | まれに亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という重篤な後遺症を発症することがあります。 |
風しんのリスク
風しんは麻しんに比べて症状は軽いものの、妊婦が感染した場合、お腹の赤ちゃんに「先天性風しん症候群(CRS)」を引き起こすリスクがあります。CRSでは、生まれつきの難聴、白内障、心臓病、精神運動発達遅滞などが生じることがあります。
お子様自身を守るだけでなく、将来的に周囲の方々、特に妊婦さんを守るためにも、MRワクチンの接種は非常に重要です。
MRワクチンの効果
✅ MRワクチンの高い予防効果
1回接種で95%以上の方が麻しん・風しんに対する免疫を獲得
2回接種で99%以上の方が免疫を獲得できると報告されています。
2回接種には、1回目の接種で免疫がつかなかった方に免疫をつける効果に加え、年数の経過で低下した免疫を増強させる効果があります。確実な予防のためには2回接種が不可欠です。
MRワクチンの定期接種スケジュール
MRワクチンは予防接種法に基づき、以下のスケジュールで2回接種することが推奨されています。
| 区分 | 対象年齢 | 接種の目安 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 1期 | 1歳~2歳未満 | 1歳になったらできるだけ早く | 無料(公費) |
| 2期 | 小学校就学前の1年間(年長児) | 年長さんの4月~翌年3月31日 | 無料(公費) |
⚠️ ご注意ください
定期接種の対象期間を過ぎると、原則として任意接種(自費)となります。ただし、港区では独自の費用助成制度がありますので、次のセクションで詳しくご説明します。
港区のMRワクチン費用助成制度
港区では、定期接種の機会を逃してしまったお子様を対象に、MRワクチンの任意接種費用を全額助成する独自の制度を設けています。
助成制度の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 2歳~18歳の港区民で、定期予防接種(1期・2期)の接種機会を逃した方 ※定期予防接種の対象者(現在の年長児で2期未接種の方など)は除きます。 |
| 助成額 | 全額助成(無料) |
| 助成回数 | 最大2回まで(年度内1回) |
| 申し込み方法 | 事前にみなと保健所 保健予防課へ申請が必要です。申請後、任意接種用の予診票が郵送されます。 |
ℹ️ つまり、こういうことです
例えば、1期(1歳~2歳未満)を接種しないまま現在6歳のお子様の場合、1期相当分はすでに定期接種の期間を過ぎています。しかし、この港区の費用助成制度を利用すれば、任意接種として全額助成(自己負担なし)で接種が可能です。2期については、年長児であれば定期接種として公費で無料接種できます。
令和6年度のMRワクチン供給不足に伴う特例措置(経過措置)
令和6年度にMRワクチンの一部出荷停止と供給不足が発生したことを受け、国の方針により、接種対象期間が令和9年(2027年)3月31日まで延長される経過措置が実施されています。
| 対象 | 生年月日 | 延長後の接種期限 |
|---|---|---|
| MR 1期 | 令和4年(2022年)4月2日~令和5年(2023年)4月1日生まれ | 令和9年3月31日まで |
| MR 2期 | 平成30年(2018年)4月2日~平成31年(2019年)4月1日生まれ | 令和9年3月31日まで |
この経過措置に該当する方は、定期接種として(予防接種法に基づく救済制度が適用される形で)公費で接種できます。有効期限が延長された予診票の発行が必要ですので、みなと保健所へお問い合わせください。
港区への問い合わせ・申請方法
予診票の取り寄せ・費用助成の申請は、以下の方法で行えます。
問い合わせ先
| みなと保健所 保健予防課 | |
|---|---|
| 予防接種予診票コールセンター | ☎ 03-6400-0094 |
| 保健予防係(費用助成関連) | ☎ 03-6400-0081 |
| FAX | 03-3455-4460 |
| 住所(郵送先) | 〒108-8315 東京都港区三田1丁目4番10号 みなと保健所 保健予防課 保健予防係 |
申請方法は3つ
ご都合に合わせて、以下の3つの方法からお選びいただけます。
| 方法 | 詳細 | 届くまでの目安 |
|---|---|---|
| ① 電子申請 | 港区の電子申請サービスからオンラインで申請可能 ▶ 港区MRワクチン費用助成ページ(申請リンクあり) |
約10日 |
| ② 郵送申請 | 申請書をダウンロードし、必要事項を記入して保健予防課へ郵送 ▶ 申請書(PDF)をダウンロード |
約10日 |
| ③ 窓口申請 | みなと保健所の窓口へ直接申請 お急ぎの場合は窓口での即日対応もご相談可能です |
即日~ |
🔴 ここが大事!
通常、申請から予診票の届くまでに約10日かかります。年末年始やゴールデンウィーク中はさらに日数がかかる場合があります。お子様の入学前に接種を完了するには早めの手続きが重要です。特に年長さんで2期の期限が迫っている場合は、すぐにご連絡ください。
接種スケジュールの考え方
MRワクチンを2回接種する場合、1回目と2回目の間隔は27日以上空ける必要があります。
例:年長さんで1期・2期ともに未接種の場合
2期の定期接種期限(年度末の3月31日)から逆算すると、以下のようなスケジュールが推奨されます。
| 回数 | 区分 | 推奨時期 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 1期相当(任意接種) | できる限り早く | 港区費用助成で無料 |
| 2回目 | 2期(定期接種) | 1回目から27日以上経過後 | 定期接種で無料 |
⚠️ 補償制度の違いについて
1期相当分は「任意接種」の扱いとなるため、万が一の健康被害発生時は独立行政法人医薬品医療機器総合機構法(PMDA法)に基づく補償となります。2期の定期接種は予防接種法に基づく救済制度が適用されます。この違いについては、接種前に医師から説明を受けてください。
保護者の方へ——まず母子手帳をご確認ください
この記事をお読みになって「うちの子は大丈夫かな?」と思われた方は、まず母子健康手帳の予防接種記録ページをご確認ください。
以下に当てはまる場合は、早めの対応をおすすめします。
🔴 こんな場合は今すぐご相談ください
✔ MRワクチンの欄に接種記録がない(1期・2期の一方または両方)
✔ 海外で接種した記録はあるが、日本の定期接種に読み替えられるか不明
✔ 予診票を紛失してしまった
✔ お子様が来春小学校に入学予定で、2期の期限(3月31日)が迫っている
ご不明な点があれば、お気軽に当院までご相談ください。接種スケジュールの相談やワクチンの在庫確認など、丁寧にサポートいたします。
まとめ
MRワクチンの接種機会を逃してしまっても、今からでも接種は可能です。ポイントを整理します。
✅ この記事のポイント
1. 麻しんは感染力が極めて強く、ワクチンが唯一の予防手段です
2. MRワクチンは2回接種で99%以上の予防効果が期待できます
3. 港区では2歳~18歳の接種機会を逃した方へ全額助成があります
4. 申請は電話・電子申請・郵送・窓口の複数方法があります
5. 小学校入学前のお子様は、早めの手続き・接種が重要です
五良会クリニック白金高輪のご案内
当院ではMRワクチンの接種に対応しております。
接種スケジュールのご相談、予診票の取り寄せ方法のご案内など、
お気軽にお問い合わせください。
【1F】内科・内視鏡
小児予防接種・一般内科・内視鏡検査
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