健診の心電図で「期外収縮」と言われたら|放置してよい場合とすぐ受診すべきサイン【港区・白金高輪の内科】|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の内科

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健診の心電図で「期外収縮」と言われたら|放置してよい場合とすぐ受診すべきサイン【港区・白金高輪の内科】|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の内科

健診の心電図で「期外収縮」と言われたら|放置してよい場合とすぐ受診すべきサイン【港区・白金高輪の内科】

医療法人社団五良会|理事長、竹内内科小児科医院|院長 五藤良将(糖尿病内科・感染症)

健康診断や人間ドックの心電図検査で「期外収縮」「不整脈の疑い」「要精査」と指摘され、不安な気持ちで検索されている方も多いと思います。結論から申し上げると、期外収縮は健康な方にも非常によくみられる不整脈で、多くの場合は治療の必要がなく経過観察で問題ありません。一方で、まれに心臓の病気が隠れているサインのこともあり、精密検査が必要なケースもあります。
この記事では、港区白金高輪で内科診療を行う五良会クリニック白金高輪の理事長・五藤良将が、健診で期外収縮を指摘されたときに「経過観察でよいケース」と「すぐに受診・精密検査が必要なサイン」の見分け方、そしてホルター心電図・心エコーなど精密検査の流れをわかりやすく解説します。

1. 健診の心電図検査でわかること

健康診断や人間ドックで行われる心電図検査は、多くの場合「安静時12誘導心電図」と呼ばれる検査です。ベッドに横になり、両手両足と胸部に電極を付けて、数秒間の心臓の電気的な活動を記録します。これにより、以下のような情報がわかります。
わかること 具体例
脈のリズム 期外収縮、心房細動、頻脈・徐脈など
心臓の電気の伝わり方 房室ブロック、脚ブロックなど
心筋の状態の手がかり 心筋梗塞の既往、心肥大の疑いなど
ただし、心電図はあくまで検査の瞬間の数秒〜十数秒間の記録です。検査中にたまたま期外収縮が出なければ「異常なし」と判定されますし、逆に検査中にたまたま出てしまえば、日常生活ではほとんど自覚のない方でも「期外収縮あり」と記録されます。この特性を理解しておくことが、健診結果を正しく読み解く第一歩です。

2. 「期外収縮」とはどんな不整脈か

期外収縮とは、本来のリズムより早いタイミングで心臓が一回、余分に収縮してしまう不整脈です。健診結果の「不整脈の疑い」「期外収縮」の多くはこのタイプに該当します。発生する場所によって、大きく2種類に分けられます。

上室性期外収縮(心房性期外収縮)

心房(心臓の上側の部屋)から出る期外収縮です。多くの場合は良性で、基礎疾患がなければ経過観察となることがほとんどです。ただし、非常に頻度が多い場合は将来的な心房細動のリスクとして注意することもあります。

心室性期外収縮

心室(心臓の下側の部屋)から出る期外収縮です。健常な方にも非常によくみられますが、心筋梗塞の既往や心筋症など基礎心疾患がある場合には、頻度や出方によって精査が必要になることがあります。動悸・脈が飛ぶ感じ・胸の違和感として自覚することもあれば、まったく無自覚のこともあります。

3. 実はとても多い、健常な方の期外収縮

✅ 知っておきたいこと
心臓は1日に約10万回拍動しますが、そのうち数十〜数百回程度の期外収縮は、心臓に病気がない健康な方にも生じる生理的な範囲とされています。日本循環器協会(日本循環器学会関連団体)のQ&Aでも、健診で心室性期外収縮を毎年指摘される方からの相談に対し、基礎心疾患がなければ、たとえ1日1万回を超える期外収縮であっても経過観察でよいことが多いと案内されています。
「期外収縮がある=心臓病」というわけではない、という点をまず知っていただくことが大切です。とはいえ、自己判断で「よくあることだから大丈夫」と決めつけず、一度は医療機関で基礎心疾患の有無を確認しておくことをおすすめします。

4. 経過観察でよいケースの目安

以下のような場合は、経過観察となることが多いケースです。ただし最終的な判断は、心エコーやホルター心電図など精密検査の結果を踏まえて医師が行います。
✅ 経過観察となることが多い特徴
✅ 心エコーで心臓の形・動きに異常がない
✅ 失神やふらつきを伴わない
✅ 血縁者に若くして突然死した方がいない
✅ 動悸があっても短時間でおさまる
✅ 甲状腺機能や電解質など血液検査に異常がない

5. すぐに受診・精密検査が必要なサイン

⚠️ 早めの受診をおすすめするサイン

▶ 動悸とともに失神・意識が遠のく感じがあった
▶ 動悸に胸の痛みや締め付け感、息切れを伴う
▶ 期外収縮が非常に高頻度と指摘された
心筋梗塞・心不全・心筋症の既往がある
▶ 血縁者に若年での突然死の家族歴がある
▶ 動悸が徐々に増えている・長引くようになった

特に「失神を伴う動悸」「胸痛を伴う動悸」は、基礎心疾患や危険な不整脈が隠れている可能性があるため、放置せずに早めの受診をおすすめします。「毎年同じ指摘を受けているから大丈夫」と自己判断せず、一度は精密検査で基礎疾患の有無を確認しておくと安心です。

6. 精密検査の流れ(ホルター心電図・心エコー)

健診で期外収縮・不整脈の疑いを指摘された場合、当院では主に以下の検査で基礎心疾患の有無や期外収縮の頻度・性質を確認します。
STEP 1 問診・診察
動悸の自覚の有無、既往歴、家族歴、内服薬、カフェイン・アルコール摂取状況などを確認します。
STEP 2 血液検査
甲状腺機能(TSH・FT4)、電解質(カリウム・マグネシウムなど)、貧血の有無を確認します。これらの異常が期外収縮の背景にあることも少なくありません。
STEP 3 心エコー(心臓超音波検査)
心臓の形・大きさ・壁の動き・弁の機能を確認し、心筋症や弁膜症など基礎心疾患の有無を評価します。
STEP 4 ホルター心電図(24時間心電図)
小型の記録装置を装着し、日常生活における24時間の心電図を記録します。1日あたりの期外収縮の総数、連発の有無、症状が出たタイミングとの一致を確認できる、期外収縮の評価に欠かせない検査です。

💡 ホルター心電図でわかること

健診の心電図は数秒間のスナップショットですが、ホルター心電図は24時間分のデータが得られるため、「1日にどのくらいの頻度で起きているか」「連続して出ていないか(連発)」「自覚症状と実際の不整脈のタイミングが一致しているか」まで評価できます。これにより、経過観察でよいか、専門的な治療(カテーテルアブレーションなど)を検討すべきかの判断材料になります。ホルター心電図・心エコーは保険診療で実施可能です。

7. 期外収縮を増やす原因・生活習慣

基礎心疾患がない期外収縮であっても、以下のような生活習慣が頻度を増やすことが知られています。心当たりのある方は、見直してみることで動悸の自覚が軽減することもあります。
誘因 対策のポイント
カフェイン(コーヒー・エナジードリンク) 摂取量・タイミングを見直す
アルコール 過度な飲酒・飲み過ぎた翌日の動悸に注意
睡眠不足・不規則な生活 睡眠時間の確保、生活リズムの安定
ストレス・過労 休養の確保、ストレスマネジメント
喫煙 禁煙は不整脈対策としても有効
脱水・電解質バランスの乱れ こまめな水分・電解質補給

8. 高血圧・糖尿病・脂質異常症との関係

期外収縮そのものは動脈硬化と直接結びつくものではありませんが、高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病は、将来的な心房細動や虚血性心疾患のリスクを高めることがわかっています。健診で期外収縮とあわせて血圧・血糖・コレステロールの数値にも指摘があった方は、この機会に生活習慣病のコントロールも見直すことをおすすめします。
特に糖尿病のある方は、自覚症状に乏しいまま虚血性心疾患が進行する「無痛性心筋虚血(隠れ心筋梗塞)」のリスクも指摘されています。動悸の背景に生活習慣病が隠れていないか、あわせて確認しておくと安心です。当院では内科・糖尿病内科・循環器領域を含めた包括的な診療を行っております。

9. 甲状腺機能異常や電解質異常が原因のことも

動悸・不整脈の原因は心臓そのものだけとは限りません。甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)では動悸・頻脈・期外収縮が出やすくなりますし、低カリウム血症・低マグネシウム血症などの電解質異常も期外収縮の誘因になります。利尿薬を内服中の方や、下痢・嘔吐が続いた後などは特に注意が必要です。
このように、動悸・期外収縮の背景には内科的な原因が隠れていることも多いため、循環器の検査だけでなく、内科全般を診られる医師による血液検査を含めた総合的な評価が重要です。

10. 理事長コメント

💬 理事長 五藤良将より
「健診の心電図で『期外収縮』と指摘されると、それだけで大きな病気ではないかと不安になる方が多くいらっしゃいます。実際には健康な方にもよくみられる不整脈がほとんどですが、ご本人だけで『よくあることだから』と判断せず、一度は基礎心疾患の有無を確認しておくことが安心につながります。当院では血液検査・心エコー・ホルター心電図まで一貫して評価でき、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病を併せてお持ちの方も、内科医としてまとめて診療しております。気になる症状がある方は、遠慮なくご相談ください。」

11. まとめ

📝 この記事のポイント
✅ 健診の「期外収縮」の多くは、健康な方にもみられる生理的な範囲のもの
✅ 基礎心疾患がなければ、頻度が多くても経過観察となることが多い
✅ 失神・胸痛を伴う動悸、心疾患の既往、若年突然死の家族歴がある場合は要注意
✅ 精密検査はホルター心電図(24時間心電図)と心エコーが中心
✅ 甲状腺機能異常や電解質異常、生活習慣病が背景にあることも
✅ 「毎年同じ指摘」でも自己判断せず、一度は医療機関で確認を

12. よくある質問(FAQ)

Q. 期外収縮は自然に治りますか?
A. 生活習慣(睡眠不足・カフェイン・アルコール・ストレスなど)が誘因の場合は、それらを見直すことで自覚症状が軽減することがあります。ただし、根本的に期外収縮そのものがゼロになるとは限らず、基礎心疾患がなければ経過観察でよいとされることが一般的です。自己判断せず、まずは検査で基礎疾患の有無を確認しましょう。
Q. 毎年の健診で同じ指摘を受けていますが、それでも受診すべきですか?
A. 過去に一度、心エコーやホルター心電図で基礎心疾患がないことを確認できていれば、必ずしも毎年精密検査を繰り返す必要はありません。ただし、動悸の頻度や強さが以前と変わった、新たに息切れや胸痛が出てきたなどの変化があれば、再度の受診をおすすめします。
Q. ホルター心電図はどのくらいの時間つけますか?痛みはありますか?
A. 一般的には24時間装着します。胸に数枚の電極シールを貼り、小型の記録機器を身につけるだけで、痛みはありません。入浴に制限がある機種もあるため、検査時にご案内します。装着中は普段どおりの生活(仕事・運動・睡眠)をしていただき、症状が出たタイミングを記録用紙にメモしていただきます。
Q. コーヒーやエナジードリンクは控えたほうがよいですか?
A. カフェインは期外収縮の自覚症状を増やす一因になりうるため、動悸が気になる方は摂取量やタイミング(就寝前を避けるなど)を見直すとよいでしょう。ただし、少量のカフェインで必ず不整脈が悪化するわけではなく、個人差があります。
Q. 期外収縮は将来、心房細動などに進行しますか?
A. 上室性期外収縮が非常に頻回な場合、将来的な心房細動のリスク因子として注意されることがあります。すべての期外収縮が心房細動に進行するわけではありませんが、頻度が多い場合は経過を定期的に確認することが望ましいとされています。
Q. 子どもや若い人でも期外収縮は起こりますか?
A. はい、年齢を問わず起こりえます。若く基礎疾患がない方の期外収縮の多くは良性ですが、まれに先天性の疾患が背景にあることもあるため、血縁者に若年での突然死歴がある場合などは、一度専門的な評価を受けることをおすすめします。
Q. 白金高輪の内科で、心電図・ホルター心電図・心エコーはすぐ受けられますか?
A. 当院(白金高輪駅2番出口徒歩1分)では、内科診療の中で心電図・血液検査・心エコー・ホルター心電図まで対応しております。土曜・日曜・祝日も診療しておりますので、平日はお仕事でお忙しい方もご相談いただけます(火曜休診)。
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