海外マラソン・登山・旅行の前に。渡航前メディカルチェックのすすめ
- 2026年6月27日
- 内科一般,渡航外来(トラベルクリニック),健康診断・人間ドック,予防接種・ワクチン

海外マラソン・登山・旅行の前に。渡航前メディカルチェックのすすめ
医療法人社団五良会|理事長、竹内内科小児科医院|院長 五藤良将(日本旅行医学会認定医・日本医師会認定健康スポーツ医)
海外マラソンや登山、長期の海外旅行を計画されている方にとって、現地で体調を崩してしまうことは最も避けたいトラブルです。慣れない気候、標高、時差、衛生環境のなかで、ふだんは問題のない体でも思わぬ不調が起こり得ます。出発前にひと手間かけて健康状態を確認しておくこと(渡航前メディカルチェック)は、旅を安全に、そして存分に楽しむための大切な準備です。
当院では、日本旅行医学会認定医である理事長を中心に、渡航前の体調確認・ワクチン・予防薬のご相談から、現地での熱中症・高山病対策まで、内科とトラベルクリニックの両面でサポートしています。本記事では、出発前にぜひ知っておいていただきたいポイントを整理します。
📋 この記事の内容(クリックで該当箇所へ)
1. 「行ってから困らない」ために、出発前にできること
旅先で体調を崩すと、楽しみにしていた予定が台無しになるだけでなく、言葉や医療制度の異なる土地での受診は大きな負担になります。とくに海外マラソンや高地でのトレッキングのように、体に負荷のかかるイベントを伴う渡航では、出発前の準備の質がそのまま安全性に直結します。
「自分は健康だから大丈夫」と思っていても、血圧や血糖、心臓の状態は自覚症状が出にくいものです。出発前に一度、客観的に体の状態を確認しておくことをおすすめします。
2. 渡航前メディカルチェックで確認すること
渡航前メディカルチェックでは、旅程・行き先・活動内容に合わせて、体調面での「不安要素」を事前に洗い出します。一般的に確認する内容は次のとおりです。
🔎 主な確認ポイント
① 血圧・脈の状態(高血圧や不整脈の有無)
② 血液検査(血糖・貧血・肝腎機能など、必要に応じて)
③ 持病のコントロール状況と常用薬の確認
④ 渡航先で必要なワクチン・予防薬の有無
⑤ 活動内容(マラソン・登山・ダイビング等)に応じた注意点
② 血液検査(血糖・貧血・肝腎機能など、必要に応じて)
③ 持病のコントロール状況と常用薬の確認
④ 渡航先で必要なワクチン・予防薬の有無
⑤ 活動内容(マラソン・登山・ダイビング等)に応じた注意点
英文の健康診断書や、常用薬を海外に持ち込む際の英文証明書が必要になるケースもあります。必要な書類は渡航先や航空会社によって異なるため、早めにご相談いただくと安心です。
3. 渡航ワクチン・予防薬のご相談
渡航先の地域によっては、感染症予防のためのワクチンや、マラリアなどの予防薬が推奨されることがあります。ワクチンは種類によって複数回の接種が必要なものや、接種から効果が得られるまでに一定の期間を要するものがあるため、スケジュールに余裕をもって準備することが重要です。
⚠️ 「出発直前」では間に合わないことも
必要なワクチンの種類・回数は渡航先や滞在期間、活動内容によって変わります。理想的には出発の1〜2か月前までにご相談ください。直前の場合でも可能な範囲で対応をご提案します。
当院では、渡航先と旅程をお伺いしたうえで、必要なワクチンや予防内服について個別にご案内します。具体的な取り扱いワクチンの種類や費用は、ご相談時にご確認ください。
4. 海外マラソン・登山で気をつけたいこと
スポーツや登山を目的とした渡航では、現地の環境がパフォーマンスと安全性を大きく左右します。とくに次の3点に注意が必要です。
① 暑さ・熱中症
気温・湿度の高い地域でのマラソンやトレッキングでは、熱中症や脱水のリスクが高まります。日本での酷暑下のランニングと同様、こまめな水分・塩分補給と、暑さに体を慣らす「暑熱順化」が欠かせません。現地の気候に合わせた無理のないペース配分を心がけましょう。
② 高山病
標高の高い地域(おおむね2,500m以上)では、酸素が薄くなることで高山病が起こりやすくなります。頭痛・吐き気・倦怠感などが主な症状で、ゆっくり高度を上げる、十分な水分をとる、無理をしないことが基本の予防策です。高地での活動を予定している場合は、事前にリスクと対処法を確認しておきましょう。
③ 時差・移動疲労
長距離移動による時差ぼけや疲労は、体調や判断力の低下を招きます。レースや登山の前には、現地の生活リズムに体を慣らす時間を確保することが、コンディションづくりにつながります。
5. 持病・常用薬がある方へ
高血圧・糖尿病・喘息などの持病がある方は、渡航先での環境変化や活動量の増減によって、ふだんの体調管理が崩れやすくなります。常用薬は旅程に十分な余裕をもった量を準備し、機内持ち込み手荷物に入れておくことが基本です。
✅ 出発前に確認しておきたいこと
・ 常用薬の残量と、滞在日数+予備分の確保
・ 薬の一般名(成分名)の控え(現地で説明できるように)
・ 持病が安定しているかの事前チェック
・ 渡航先での体調悪化時の受診先・連絡先の確認
・ 薬の一般名(成分名)の控え(現地で説明できるように)
・ 持病が安定しているかの事前チェック
・ 渡航先での体調悪化時の受診先・連絡先の確認
6. 理事長コメント
💬 理事長 五藤良将より
「私自身もランナーとして海外のレースに思いを馳せることがありますが、旅もスポーツも『無事に帰ってくるまでが本番』だと考えています。出発前のひと手間が、現地での安心とパフォーマンスを大きく変えます。
当院は日本旅行医学会認定医が在籍するトラベルクリニックとして、渡航前の健康チェックからワクチン、現地での熱中症・高山病対策まで、ひとつの窓口でご相談いただけます。『この旅程で体は大丈夫だろうか』と少しでも気になったら、どうぞお早めにご相談ください。」
7. まとめ
📝 この記事のポイント
✅ 海外マラソン・登山・長期旅行の前は、出発前のメディカルチェックが安心につながります
✅ 血圧・血糖・心臓の状態、持病のコントロール、必要書類を事前に確認しましょう
✅ 渡航ワクチン・予防薬は時間に余裕をもって(理想は出発1〜2か月前)ご相談を
✅ 現地では熱中症・高山病・時差に注意。暑熱順化と無理のないペース配分を
✅ 常用薬は予備を含めて手荷物で。一般名の控えもあると安心です
✅ 血圧・血糖・心臓の状態、持病のコントロール、必要書類を事前に確認しましょう
✅ 渡航ワクチン・予防薬は時間に余裕をもって(理想は出発1〜2か月前)ご相談を
✅ 現地では熱中症・高山病・時差に注意。暑熱順化と無理のないペース配分を
✅ 常用薬は予備を含めて手荷物で。一般名の控えもあると安心です
GORYOKAI CLINIC SHIROKANE-TAKANAWA
五良会クリニック白金高輪
内科・小児科・消化器内科・血液内科・内視鏡検査・糖尿病内科・アレルギー科
| 内科 | 小児科 | 消化器内科 | 血液内科 | 内視鏡 |
| 糖尿病内科 | アレルギー科 | 予防接種 | 健康診断 | 渡航医学 |
〒108-0074 東京都港区高輪1丁目3-1 プレミストタワー白金高輪 1F
東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪駅」2番出口 徒歩1分
東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪駅」2番出口 徒歩1分
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10:00〜13:00 | ○ | 休 | ○ | ○ | ○ | 10:00 〜 15:00 |
10:00 〜 15:00 |
| 14:30〜19:00 | ○ | ○ | ○ | ○ |
休診日:火曜日/土・日・祝は10:00〜15:00(最終受付14:30)
WEB予約 前日まで |
当日WEB予約 CLINICS(当日順番) |
WEB問診 事前入力でスムーズ |
LINE 公式アカウント |
1F公式 |
電話 03-6432-5353 |
理事長 五藤 良将