こどもの予防接種スケジュール|2024年からの制度改正をふまえた最新の進め方|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の内科

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こどもの予防接種スケジュール|2024年からの制度改正をふまえた最新の進め方|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の内科

こどもの予防接種スケジュール|2024年からの制度改正をふまえた最新の進め方

こどもの予防接種スケジュール|2024年からの制度改正をふまえた最新の進め方

医療法人社団五良会|理事長、竹内内科小児科医院|院長 五藤良将(糖尿病内科・感染症)

こどもの予防接種は種類が多く、「いつ、何を、どの順番で受ければよいの?」と戸惑う保護者の方は多いと思います。さらに近年は制度の見直しが続いており、2024年4月の「5種混合ワクチン」導入同年10月の小児用肺炎球菌ワクチンの変更など、以前とは進め方が変わった点もあります。

この記事では、五良会クリニック白金高輪の小児科の視点から、定期接種の全体像・最近の制度改正・接種を進めるうえでのコツ・よくある疑問を整理します。お子さんを感染症から守るための土台づくりにお役立てください。

⚠️ はじめにご確認ください

予防接種の制度や対象年齢は改正されることがあり、自治体によって運用が異なる場合もあります。本記事は2026年6月時点の情報をもとにしています。最新の正確なスケジュールは、母子健康手帳・お住まいの自治体の案内・接種医療機関でご確認ください。

[アイキャッチ画像:乳児健診・予防接種を受けるこどものイメージ]

1. なぜ予防接種が大切なのか

予防接種(ワクチン)は、病気にかかる前にあらかじめ免疫をつけ、重い感染症を防ぐ・かかっても軽くすませるための仕組みです。ワクチンで防げる病気をVPD(Vaccine Preventable Diseases)と呼びます。赤ちゃんはお母さんから受け継いだ免疫が生後数か月で減っていくため、適切な時期に接種を始めることが大切です。

また、多くの人が接種することで地域全体に免疫が広がり、ワクチンを受けられない人も守られやすくなります。お子さん自身を守るだけでなく、周囲を守る意味もあります。

2. 定期接種と任意接種

予防接種は、大きく定期接種任意接種に分かれます。

✅ 定期接種
予防接種法に基づき、対象年齢の間は原則として公費(無料または一部負担)で受けられる接種です。対象期間を過ぎると有料になることがあるため、時期を逃さないことが大切です。

任意接種

定期接種に位置づけられていない、希望して受ける接種です(季節性インフルエンザなど)。任意であっても、お子さんにとって有用なワクチンがあります。費用や対象は医療機関・自治体の助成によって異なります。

3. 2024年からの主な制度改正

ここ数年で、小児の定期接種にいくつか大きな変更がありました。すでに上のお子さんで接種を経験された方も、下のお子さんでは進め方が変わっている場合があります。

時期 変更点
2024年4月 5種混合ワクチンの導入
これまでのヒブワクチンと4種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)が一つになった「5種混合(DPT-IPV-Hib)」が定期接種に。接種回数が減り、お子さんの負担が軽くなりました。
2024年10月 小児用肺炎球菌ワクチンの変更
より多くの型をカバーする20価ワクチン(PCV20)が定期接種となり、原則これを使用します(15価=PCV15の使用も可能)。従来の13価(PCV13)は定期接種ではなくなりました。

参考:今後の動きも

2026年3月には、麻しん・おたふくかぜ・風しんの3種混合(MMR)ワクチンが承認されました(発売時期は未定)。今後の制度の動きも、自治体の案内などで確認するとよいでしょう。
出典:厚生労働省、日本小児科学会 予防接種スケジュール(2026.4.1版)、こどもとおとなのワクチンサイト

4. 定期接種の全体像(一覧)

現在の主な定期接種を整理しました。生後2か月から始まり、種類が多いため計画的に進めることが大切です。対象年齢や回数は制度や自治体により異なる場合があるため、詳細は母子健康手帳・自治体の案内でご確認ください。

ワクチン おもな開始時期の目安
ロタウイルス(経口) 生後6週〜(早めの開始が必要)
B型肝炎 生後2か月〜
小児用肺炎球菌(PCV20/PCV15) 生後2か月〜
5種混合(DPT-IPV-Hib) 生後2か月〜
BCG(結核) 生後5〜8か月頃
MR(麻しん・風しん) 1歳〜(1期)、就学前(2期)
水痘(みずぼうそう) 1歳〜
日本脳炎 3歳〜(標準)
HPV(子宮頸がん予防) 小学6年〜高校1年相当の女子

HPVワクチンについて

HPVワクチンは、小学6年生〜高校1年生相当の女子が定期接種の対象です。初回接種が15歳未満の場合は2回、15歳以上の場合は3回接種が基本です。接種をご検討の際は、対象期間内に余裕をもって始めることをおすすめします。

5. スケジュールを上手に進めるコツ

POINT 1 生後2か月になったら早めにスタート
多くのワクチンが生後2か月から始まります。1〜2か月健診の頃に、かかりつけ医とスケジュールを相談しましょう。
POINT 2 同時接種を活用する
複数のワクチンを同じ日に接種する「同時接種」は、安全性が確認された一般的な方法です。通院回数を減らし、必要な免疫を早く得られます。
POINT 3 体調がすぐれない日は無理をしない
発熱などがあるときは延期します。スケジュールがずれても、後から調整できますのでご安心ください。
POINT 4 遅れても「キャッチアップ」できる
接種が遅れたり抜けたりしても、後からまとめて計画し直せます。母子手帳を持って、かかりつけ医にご相談ください。

6. よくあるご質問(FAQ)

Q. 同時接種は体に負担ではないですか?
A. 同時接種は世界的にも広く行われており、それぞれを別々に接種する場合と比べて効果や安全性が劣ることはないとされています。接種のために何度も通う負担を減らせる利点もあります。
Q. 上の子のときと進め方が違うのですが?
A. 5種混合や肺炎球菌ワクチンのように、近年変更された項目があります。最新のスケジュールでご案内しますので、母子手帳をお持ちのうえご相談ください。
Q. スケジュールが遅れてしまいました。もう受けられませんか?
A. 多くは後から計画し直して接種できます(キャッチアップ)。対象期間や順番に配慮が必要なため、自己判断せずかかりつけ医にご相談ください。
Q. 接種後に気をつけることは?
A. 接種後しばらくは院内や近くで様子を見ます。当日は激しい運動を避け、接種部位を清潔に保ちます。高熱が続く、機嫌が極端に悪いなど気になる症状があれば医療機関にご相談ください。

7. 理事長コメント

💬 理事長 五藤良将より
「予防接種は種類が多く、制度の改正も続くため、保護者の方が迷われるのは自然なことです。大切なのは『一人で抱え込まず、かかりつけ医と一緒に計画すること』です。当院は小児科を備え、同時接種やスケジュール調整のご相談にも応じています。母子健康手帳を持ってお越しいただければ、お子さんに合わせた進め方をご案内します。日曜・祝日も診療しておりますので、平日お忙しいご家庭もご利用ください。」

8. まとめ

📝 この記事のポイント
✅ 予防接種は重い感染症(VPD)を防ぐための大切な備え
✅ 2024年4月に5種混合、同年10月に肺炎球菌(原則PCV20)へ制度が変更
✅ 多くのワクチンは生後2か月スタート。早めの計画と同時接種が鍵
✅ 遅れても後から計画し直せる(キャッチアップ)
✅ 最新の正確なスケジュールは母子手帳・自治体・かかりつけ医で確認を
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