肌のかゆみが治らない、実は肝臓のサインかもしれません|胆汁うっ滞性そう痒症の特徴と検査・治療【白金高輪の消化器内科・肝臓専門医が解説】|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の内科

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肌のかゆみが治らない、実は肝臓のサインかもしれません|胆汁うっ滞性そう痒症の特徴と検査・治療【白金高輪の消化器内科・肝臓専門医が解説】|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の内科

肌のかゆみが治らない、実は肝臓のサインかもしれません|胆汁うっ滞性そう痒症の特徴と検査・治療【白金高輪の消化器内科・肝臓専門医が解説】

執筆: 五良会クリニック白金高輪|院長 玉井博修(日本内科学会 総合内科専門医・指導医/日本消化器病学会 専門医・指導医/日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医/日本肝臓学会 専門医・指導医)
共著: 医療法人社団五良会|理事長、竹内内科小児科医院|院長 五藤良将(糖尿病内科・感染症)

「保湿剤を変えても、皮膚科でかゆみ止めをもらっても、なぜか肌のかゆみが治らない」というご相談を、白金高輪の当院でも時々お受けします。皮疹がほとんどないのに、体じゅうがかゆい、とくに夜間や手のひら・足の裏がかゆい――そうした場合、皮膚そのものではなく、肝臓や胆道の病気が背景に隠れていることがあります。

これを医学的には「胆汁うっ滞性そう痒症」と呼びます。肝臓でつくられる胆汁の流れが滞ることで、胆汁の成分が血液中に漏れ出し、全身のかゆみを引き起こす状態です。多くの場合、皮膚に異常はなく、抗ヒスタミン薬(一般的なかゆみ止め)が効きにくいという特徴があります。

この記事では、消化器内科・肝臓専門医である玉井院長と、糖尿病・感染症を専門とする五藤理事長が、肝臓が原因のかゆみの見分け方、見逃してはいけないサイン、血液検査でわかること、そして治療の選択肢まで順を追って解説します。港区・白金高輪エリアで美容皮膚科(2F)と内科・消化器内科(1F)が同じ建物にある当院だからこそご案内できる連携の形も紹介します。

📋 この記事の内容(クリックで該当箇所へ)
① 保湿しても治らない肌のかゆみ、肝臓が原因のことがあります
② なぜ肝臓の病気で肌がかゆくなるのか(胆汁うっ滞性そう痒症のしくみ)
③ 肝臓が原因のかゆみに見られる4つの特徴
④ かゆみの原因になりうる肝臓・胆道の病気
⑤ 見逃してはいけない危険なサイン(黄疸・白色便・体重減少)
⑥ 血液検査でわかること(γ-GTP・ALP・ビリルビン・自己抗体)
⑦ 受診から診断までの流れ
⑧ 治療の考え方(原因治療とかゆみへの対症療法)
⑨ 治療薬の実際(保険適用薬・適用外の薬・研究段階の新薬)
⑩ 日常生活でできるセルフケア
⑪ 2F皮膚科・美容皮膚科との連携でできること
⑫ よくあるご質問(FAQ・8問)
⑬ 院長・理事長コメント
⑭ まとめ
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1. 保湿しても治らない肌のかゆみ、肝臓が原因のことがあります

「乾燥肌かな」「歳のせいかな」と思って保湿剤を使い続けても改善しない、あるいは皮膚科でステロイドや抗ヒスタミン薬を処方されても効果が乏しい――そのようなかゆみが数週間以上続く場合、皮膚以外の病気、とくに肝臓・胆道の病気が隠れている可能性があります。

全身のかゆみ(全身性皮膚瘙痒症)の原因は皮膚疾患だけでなく、肝疾患、腎疾患、血液疾患、甲状腺疾患、糖尿病など多岐にわたることが知られています。なかでも肝臓・胆道の病気による「胆汁うっ滞性そう痒症」は、皮疹がほとんど伴わないまま強いかゆみだけが先行するという特徴があり、見逃されやすい原因のひとつです。

この記事の結論(3行)

① 皮疹がないのに続くかゆみ、とくに手のひら・足の裏・夜間に強いかゆみは肝臓のサインのことがあります
γ-GTP・ALP・総ビリルビンの血液検査と腹部超音波で多くの原因を絞り込めます
③ 一般的な抗ヒスタミン薬は効きにくいため、原因の特定と専門的な治療が近道です

2. なぜ肝臓の病気で肌がかゆくなるのか(胆汁うっ滞性そう痒症のしくみ)

肝臓は、脂肪の消化を助ける「胆汁」という消化液をつくり、胆管を通して十二指腸へ送り出しています。この胆汁の流れが、肝臓の中(肝内)や胆管(肝外)のどこかで滞ってしまう状態を「胆汁うっ滞(cholestasis)」と呼びます。

胆汁がうまく流れなくなると、本来は便として排出されるはずの胆汁の成分(胆汁酸をはじめとする物質)が血液中にあふれ出し、全身をめぐります。これが皮膚の神経を刺激し、強いかゆみを引き起こすと考えられています。近年の研究では、胆汁酸そのものに加えて、オートタキシンという酵素や、脳内のオピオイド(痛み・かゆみの伝達に関わる物質)のバランスの変化も関与していることがわかってきました。

⚠️ 「肝機能が正常」でもかゆみが出ることがあります

健診でよく見るAST・ALTは肝細胞の障害を反映する数値であり、胆汁の流れそのものを直接見ているわけではありません。胆汁うっ滞では、AST・ALTが軽度異常またはほぼ正常でも、γ-GTPやALP(アルカリフォスファターゼ)が上昇し、かゆみだけが目立つというパターンがしばしばみられます。

3. 肝臓が原因のかゆみに見られる4つの特徴

すべての方に当てはまるわけではありませんが、以下のような特徴がそろう場合は、皮膚科的な治療だけでなく、血液検査による原因検索をおすすめします。

特徴 内容
皮疹がほとんどない 湿疹・じんましんのような目立つ皮膚の変化がなく、かいた跡(掻破痕)だけが残ることが多い
手のひら・足の裏に強い 一般的な皮膚疾患によるかゆみでは目立ちにくい部位に強く出やすい
夜間に悪化しやすい 体温上昇や自律神経の変化が関与するとされ、睡眠の質を落とす原因になる
抗ヒスタミン薬が効きにくい 一般的なかゆみ止め(アレルギー由来のかゆみに有効な薬)で改善に乏しい場合、肝性のかゆみを疑う手がかりになる

4. かゆみの原因になりうる肝臓・胆道の病気

胆汁うっ滞性そう痒症を起こしうる代表的な病気には、次のようなものがあります。

病気 特徴
原発性胆汁性胆管炎(PBC) 肝臓内の小さな胆管が自己免疫の機序で壊れていく病気。中高年女性に多く、健診の肝機能異常やかゆみをきっかけに見つかることがある
原発性硬化性胆管炎(PSC) 肝内外の胆管に炎症と線維化が生じる病気。炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など)を合併しやすい
胆石・胆管がんによる閉塞性黄疸 胆石や腫瘍が胆管を物理的にふさぎ、胆汁の流れが止まってしまう状態
薬剤性肝障害 一部の薬剤(抗菌薬・経口避妊薬・一部のサプリメントなど)が胆汁うっ滞型の肝障害を起こすことがある
肝硬変(進行した慢性肝疾患) 脂肪肝・ウイルス性肝炎・アルコール性肝障害などが進行し、肝臓の機能そのものが低下した状態

妊娠中のかゆみにご注意ください

妊娠後期に手のひら・足の裏を中心とした強いかゆみが出た場合、妊娠性肝内胆汁うっ滞症(ICP)の可能性があります。胎児のリスクにも関わるため、産科での評価が必要です。妊娠中の方でこうした症状がある場合は、まずかかりつけの産婦人科にご相談ください。

5. 見逃してはいけない危険なサイン(黄疸・白色便・体重減少)

かゆみに加えて、以下のような症状を伴う場合は、早めの受診が必要です。とくに閉塞性黄疸(胆石や腫瘍による胆管の詰まり)は、進行すると発熱や腹痛を伴う急性胆管炎を起こすことがあり、緊急性が高い場合があります。

できるだけ早く受診してほしいサイン

① 白目や皮膚が黄色くなる(黄疸
② 便の色が白っぽく・灰白色になる
③ 尿の色が濃い紅茶色になる
④ 発熱・右上腹部の痛みを伴う
⑤ 原因不明の体重減少が続いている
これらは胆管が詰まっている、あるいは肝臓の炎症が強いサインの可能性があり、腹部超音波などによる早めの評価が推奨されます。

6. 血液検査でわかること(γ-GTP・ALP・ビリルビン・自己抗体)

胆汁うっ滞が疑われる場合、当院では以下のような血液検査を組み合わせて評価します。採血1回・絶食不要で行えるものがほとんどです。

検査項目 わかること
γ-GTP・ALP 胆道系(胆汁の通り道)の負担・うっ滞を反映する代表的な酵素
総ビリルビン・直接ビリルビン 直接ビリルビンの上昇は、胆汁の排出障害(胆汁うっ滞)を強く示唆する
AST・ALT 主に肝細胞そのものの障害の程度を反映する(胆汁うっ滞では軽度のことも多い)
抗ミトコンドリア抗体(AMA) 原発性胆汁性胆管炎(PBC)を疑う場合に測定する自己抗体。陽性率が高いことで知られる
腹部超音波検査 胆管の拡張・胆石・腫瘤の有無を確認し、閉塞性黄疸を除外する

健診で「γ-GTP高め」を放置していませんか

γ-GTPの軽度上昇は脂肪肝やアルコールの影響であることが多いのは事実です。ただし、かゆみを伴う場合や、ALP・ビリルビンも一緒に上昇している場合は、脂肪肝だけでは説明できない胆道系の異常が隠れていないか、一度確認しておくと安心です。

7. 受診から診断までの流れ

STEP 1 問診・視診
かゆみの部位・時間帯・期間、皮疹の有無、既往歴、内服中の薬剤(サプリメント含む)を確認します
STEP 2 血液検査
γ-GTP・ALP・ビリルビン・AST・ALTに加え、必要に応じて自己抗体(AMA等)を測定します
STEP 3 腹部超音波検査
胆管の拡張・胆石・腫瘤の有無を確認し、閉塞性黄疸を除外します
STEP 4 必要に応じて精密検査・専門医療機関へ紹介
PBC・PSCなど特殊な自己免疫性疾患が疑われる場合や、腫瘍が疑われる場合は、専門医療機関と連携して精査します
📌 「かゆみ+肝機能の数値」が気になる方へ
当院1F(消化器内科・内科)では、血液検査と腹部超音波を組み合わせて、かゆみの原因が肝臓・胆道にあるかどうかを確認できます。健診結果票をお持ちの方は、ぜひご持参ください。土曜・日曜・祝日も診療しています(火曜休診)。
WEB予約はこちら(前日まで)

8. 治療の考え方(原因治療とかゆみへの対症療法)

胆汁うっ滞性そう痒症の治療は、大きく2つの柱で考えます。

✅ 1. 原因そのものへの治療
PBCであればウルソデオキシコール酸(UDCA)が第一選択薬として使われます。胆石・腫瘍による閉塞性黄疸であれば、内視鏡的な胆道ドレナージや外科的治療が必要になることがあります。原因を取り除く、あるいはコントロールすることが、かゆみの根本的な改善につながります。
✅ 2. かゆみそのものへの対症療法
原因治療だけでは十分にかゆみが取れない場合、かゆみそのものを軽減する薬剤や、保湿・生活指導によるセルフケアを組み合わせます。次の章で、実際に使われる薬剤を具体的にご紹介します。

9. 治療薬の実際(保険適用薬・適用外の薬・研究段階の新薬)

胆汁うっ滞性そう痒症の治療薬は、日本国内での保険適用の有無を正しく理解しておくことが大切です。

薬剤 位置づけ・保険適用
ナルフラフィン塩酸塩(レミッチ/ノピコール) 血液透析患者および慢性肝疾患患者のそう痒症に対して、日本で保険適用のある内服薬です(既存治療で効果不十分な場合に限る)。オピオイド受容体(κ受容体)に作用してかゆみを軽減します
ウルソデオキシコール酸(UDCA) PBCなど胆汁うっ滞性肝疾患の第一選択の原因治療薬。かゆみへの直接的な効果は限定的なこともありますが、病気の進行抑制の観点から中心的な薬剤です
コレスチラミン・リファンピシン 海外のガイドラインでは選択肢として挙げられますが、日本では肝疾患のかゆみに対する保険適用はなく、使用する場合は医師の判断のもとでの適用外使用となります
一般的な抗ヒスタミン薬 アレルギー由来のかゆみには有効ですが、胆汁うっ滞性のかゆみには効果が乏しいことが多いとされます。逆に言えば「抗ヒスタミン薬が効かない」こと自体が診断の手がかりになります

研究段階の新しい薬について

海外では、PBCに伴う胆汁うっ滞性そう痒症を対象としたIBAT阻害薬「リネリキシバット」が2026年に米国・英国で承認されるなど、新しい治療の開発が進んでいます。日本国内では現時点で承認されておらず、希少疾病用医薬品の指定を受けた段階です。また、PBC治療薬として開発中の「セラデルパル」についても、2026年5月に国内での販売提携契約が発表されるなど、日本での導入に向けた動きが進んでいます。今後の承認状況は変わる可能性があるため、最新情報は主治医にご確認ください。
出典:GSK社プレスリリース(2025〜2026年)、科研製薬・ギリアド・サイエンシズ プレスリリース(2026年5月29日)

10. 日常生活でできるセルフケア

原因治療と並行して、次のようなセルフケアもかゆみの軽減に役立つことがあります。

✅ 日常生活でのポイント
ぬるめのお湯での入浴(熱いお湯はかゆみを増強させやすい)
・保湿剤をこまめに塗布し、皮膚のバリア機能を保つ
・爪を短く切り、掻破による二次的な皮膚障害(感染・色素沈着)を防ぐ
・締め付けの強い衣類を避け、通気性のよい素材を選ぶ
・アルコール・刺激物の摂取を控える
・寝室の温度・湿度を整え、夜間のかゆみによる睡眠障害を減らす

11. 2F皮膚科・美容皮膚科との連携でできること

当院は1F(内科・消化器内科・血液内科)と2F(皮膚科・美容皮膚科・形成外科)が同じ建物にあり、内科的な原因検索と皮膚のケアを両方とも院内で完結できることが特徴です。

かゆみによる掻破が続くと、皮膚が厚く硬くなったり(苔癬化)、色素沈着が生じたりすることがあります。血液検査・腹部超音波で肝臓側の原因を確認したうえで、皮膚そのもののダメージやバリア機能の低下に対しては2Fでの専門的なスキンケア・治療をご案内することも可能です。

1F・2F連携でご案内できること

① 1Fでの血液検査・腹部超音波による肝臓・胆道の原因検索
② 2Fでの掻破による皮膚ダメージ・色素沈着へのケアのご相談
③ 同じ建物内でのスムーズな情報共有により、重複した検査や説明の手間を減らせます

📌 2F 美容皮膚科・皮膚科・形成外科のご案内
かいた跡の色素沈着や肌荒れが気になる方は、2Fの皮膚科・美容皮膚科もあわせてご利用いただけます。1Fでのご相談時に、必要に応じてご案内いたします。
2F お問い合わせ(03-6432-5656)

12. よくあるご質問(FAQ・8問)

Q. 肝臓が原因のかゆみは、皮膚に発疹が出ますか?
A. 多くの場合、目立った皮疹は伴いません。かいた跡(線状の傷やかさぶた)だけが皮膚に残ることが多く、これが皮膚疾患との見分けのポイントになります。
Q. 何科を受診すればよいですか?
A. まずは皮膚科で皮膚疾患を除外していただき、皮膚に明らかな異常がないのにかゆみが続く場合は、内科・消化器内科で血液検査を受けることをおすすめします。当院では1Fで血液検査・腹部超音波までまとめて評価できます。
Q. 血液検査だけで診断できますか?
A. γ-GTP・ALP・ビリルビンの上昇と、腹部超音波での胆管拡張の有無を組み合わせることで、多くの場合は原因の方向性を絞り込めます。ただしPBC・PSCなど特殊な病気が疑われる場合は、自己抗体検査や専門医療機関での追加検査が必要になることがあります。
Q. ウルソデオキシコール酸を飲めばかゆみはすぐ治まりますか?
A. ウルソデオキシコール酸は病気の進行を抑える原因治療の中心的な薬剤ですが、かゆみそのものへの効果は個人差があります。かゆみが強い場合は、対症療法(ナルフラフィン塩酸塩など)を組み合わせることがあります。
Q. 市販の抗ヒスタミン薬(かゆみ止め)は効きますか?
A. アレルギー性のかゆみには有効ですが、胆汁うっ滞性のかゆみには効果が乏しいことが多いとされています。市販薬で改善しない持続するかゆみは、一度受診をご検討ください。
Q. 妊娠中のかゆみも肝臓が原因のことがありますか?
A. 妊娠後期に手のひら・足の裏を中心に強いかゆみが出る場合、妊娠性肝内胆汁うっ滞症(ICP)の可能性があります。胎児への影響にも関わるため、産科での評価が優先されます。まずはかかりつけの産婦人科にご相談ください。
Q. レミッチ(ナルフラフィン塩酸塩)は誰でも使える薬ですか?
A. 血液透析患者・慢性肝疾患患者のそう痒症で、既存治療(保湿・原因治療など)で効果不十分な場合に保険適用となる薬です。適応や併用薬の確認が必要なため、必ず医師の診察のうえで処方を判断します。
Q. 健診で肝機能に異常がなくても、かゆみで肝臓の病気が見つかることはありますか?
A. あります。健診の項目にγ-GTPやALPが含まれていない場合や、直近の健診後に体調の変化があった場合は、健診結果だけで安心せず、かゆみが続くようであれば追加の血液検査をご検討ください。

13. 院長・理事長コメント

💬 院長 玉井博修より
「かゆみを主訴に来院される患者さんの中に、実は肝臓や胆道に原因がある方が一定数いらっしゃいます。皮膚科で『異常なし』と言われて、それでもかゆみが取れずに困っている方こそ、一度血液検査で肝臓・胆道の状態を確認していただきたいと感じています。原発性胆汁性胆管炎のように、早期に見つかれば内服薬で進行を抑えられる病気もあります。『かゆいだけだから』と我慢せず、気軽にご相談ください。」

日本内科学会 総合内科専門医・指導医/日本消化器病学会 専門医・指導医/日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医/日本肝臓学会 専門医・指導医
💬 理事長 五藤良将より
「糖尿病や脂質異常症の患者さんを診療していると、脂肪肝の延長で肝機能の数値を気にされる方は多いのですが、『かゆみ』を肝臓と結びつけて考える方はまだ少ないと感じます。当院は1Fの内科・消化器内科と2Fの皮膚科が同じ建物にあるという強みを活かし、内科的な原因検索と皮膚のケアをまとめてご案内できます。保湿してもかゆみが取れない、という方は、我慢せずに一度お声がけください。」

日本抗加齢医学会専門医/日本糖尿病協会登録医/日本旅行医学会認定医

14. まとめ

📝 この記事のポイント
✅ 保湿・皮膚科治療で治らないかゆみは肝臓・胆道の病気(胆汁うっ滞)が原因のことがあります
皮疹がない、手のひら・足の裏に強い、夜間に悪化、抗ヒスタミン薬が効きにくいが肝性かゆみの手がかりです
γ-GTP・ALP・ビリルビンの血液検査と腹部超音波で原因を絞り込めます
黄疸・白色便・体重減少を伴う場合は早めの受診が必要です
✅ 原因治療の柱はウルソデオキシコール酸、かゆみへの対症療法としてナルフラフィン塩酸塩(レミッチ/ノピコール)が保険適用で使えます
✅ 一般的な抗ヒスタミン薬は効きにくいことが多く、自己判断で市販薬に頼りすぎないことが大切です
✅ 妊娠中の強いかゆみは妊娠性肝内胆汁うっ滞症(ICP)の可能性があるため産科での評価が必要です
✅ 当院は1F内科・消化器内科と2F皮膚科が同じ建物にあり、原因検索と皮膚ケアを一体的にご案内できます
参考文献・出典
1. 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」班『原発性胆汁性胆管炎(PBC)の診療ガイドライン(2023年)』2023年3月発行(Minds掲載・2023年6月29日選定、2026年8月時点で本記事執筆時点の最新版であることをweb検索で確認)
2. 日本皮膚科学会『皮膚瘙痒症診療ガイドライン2020』日本皮膚科学会雑誌130巻7号(2020年、2026年8月時点で最新版であることを確認)
3. レミッチカプセル2.5μg/ノピコールカプセル2.5μg 添付文書、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)再審査報告書(2018年9月5日)
4. GSK社プレスリリース「リネリキシバット 米国FDA新薬承認申請受理」(2025年6月12日)ほか、2026年の米国・英国承認に関する同社発表
5. 科研製薬株式会社・ギリアド・サイエンシズ株式会社 プレスリリース「原発性胆汁性胆管炎治療薬『セラデルパル』国内販売契約締結」(2026年5月29日)
6. MSDマニュアル プロフェッショナル版「原発性胆汁性胆管炎(PBC)」
※本記事は一般的な医学情報の提供を目的としたものであり、個々の診断・治療方針を示すものではありません。かゆみの原因は多岐にわたるため、症状が続く場合は自己判断せず医療機関を受診してください。薬剤の適応・保険適用・用法用量は変更されることがあるため、最新の情報は主治医にご確認ください。
HEPATOLOGY AT SHIROKANE-TAKANAWA
🩸 そのかゆみ、一度肝臓の検査を受けてみませんか
五良会クリニック白金高輪では、日本肝臓学会 肝臓専門医・指導医
血液検査(γ-GTP・ALP・ビリルビン等)から腹部超音波、原因治療までを一貫して行います。
白金高輪駅2番出口 徒歩1分/日曜・祝日も診療(火曜休診)。港区・白金・高輪・三田エリアの方が多く通われています。
✅ 保湿・皮膚科治療で治らないかゆみが続いている方
✅ 手のひら・足の裏・夜間のかゆみが強い方
✅ 健診でγ-GTP・ALP・ビリルビンの異常を指摘された方
✅ 黄疸・便の色の変化・体重減少を伴う方
✅ ご家族に肝臓の病気(PBC等)がある方
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