フルミスト点鼻の注意点Q&A|禁忌・喘息・ゼラチン・妊娠中の家族・乳児の兄弟まで、添付文書と学会見解で理事長 五藤良将が解説【2026-27・白金高輪】
- 2026年10月19日
- インフルエンザワクチン,予防接種・ワクチン

注射が苦手なお子さんでも受けやすいフルミスト点鼻(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン)。一方で、診察室では次のようなご質問をよくいただきます。
- 「禁忌(接種できない人)は誰ですか?」
- 「ゼラチンや卵のアレルギーがあると打てませんか?」
- 「喘息はありますが、コントロール良好なら大丈夫ですか?」
- 「母親が妊娠中ですが、上の子(5歳)は受けても問題ありませんか?」
- 「生後6か月の弟がいる5歳児に打っても大丈夫ですか?」
- 「注射より、接種後に風邪をひきやすくなりますか?」
この記事では、添付文書(2026年8月改訂 第6版)と日本小児科学会の見解(第2版・2026年9月2日改訂)の記載を軸に、これらのご質問にQ&A形式でお答えします。日本の添付文書・学会に書かれていることと、米国など海外の基準は、混同しないよう分けて書きました。
✅ 卵アレルギーと解熱鎮痛薬(サリチル酸系など)は禁忌ではありません。前者は「要注意」、後者は「併用注意」です。
✅ 喘息は禁忌ではなく「要注意」。ただし学会は、特に重度の喘息には注射(不活化ワクチン)を推奨しています。
✅ お母さんが妊娠中でも、接種を受けるお子さん本人が妊娠中でなければ禁忌には当たりません。生後6か月の弟がいる場合は、添付文書・学会に「接種不可」の記載はありませんが、注射という選択肢も同等に推奨されています。
✅ 接種後は鼻水・鼻づまり・咳など風邪に似た症状が出やすいワクチンです(国内試験で鼻閉・鼻漏59.2%)。「風邪をひきやすくなる」という記載はありません。
THIS ARTICLE IS WRITTEN AND SUPERVISED BY
医療法人社団 五良会 理事長 五藤 良将
日本抗加齢医学会専門医・日本糖尿病協会登録医・日本旅行医学会認定医
この記事は五藤良将が執筆・監修し、内容に責任を持っています。
1. フルミストの基本(効果・対象年齢)
鼻の中に噴霧する弱毒生ワクチンです。弱くしたインフルエンザウイルスが鼻やのどの粘膜で増え、自然にかかったときに近い免疫(粘膜の免疫と全身の免疫)をつくることが期待されます。
対象は2歳以上19歳未満、接種は1シーズン1回(左右の鼻腔に0.1mLずつ、合計0.2mL)です。2023年3月27日に国内で製造販売承認を取得し、2024/25シーズンから接種が始まりました。
📖 用語解説:弱毒生ワクチン
生きたウイルスを、病気を起こしにくいよう弱めて作ったワクチンです。自然感染に近い免疫がつく一方、免疫が極端に低下している人には使えません。
「どちらが高い」とは言えません。日本小児科学会は、注射(不活化インフルエンザHAワクチン)とフルミストの間に、インフルエンザの罹患予防効果の明確な優位性は確認されていないとしています。2歳以上19歳未満では、両者を同等に推奨しています。
国内の第III相試験(2016/17シーズン、2歳以上19歳未満の910例、プラセボ対照)では、インフルエンザ発症の相対リスク減少率は28.8%(95%信頼区間 12.5〜42.0)でした。この試験の流行株の約83%はA/H3N2で、A/H3N2に対しては28.0%でしたが、A/H1N1とB型への有効性は確認できていません。国内では、注射との直接比較試験は行われていません。
ℹ️ 読み方のポイント
2歳未満は、海外の臨床試験で接種後の入院や喘鳴(ゼーゼーする呼吸)のリスクが増えたとの報告があり、日本では適応がありません(添付文書9.7)。上限の「19歳未満」は国内の承認範囲で、米国など海外では49歳まで承認されている国もあります。
2. 接種できない人(禁忌)と、慎重に判断する人
添付文書では「接種不適当者」として、次の6項目が定められています。
- 明らかな発熱がある(目安は通常37.5℃以上)
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな
- フルミストの成分で、アナフィラキシーを起こしたことが明らかな
- 明らかに免疫機能に異常のある病気がある、または免疫を抑える治療を受けている
- 妊娠していることが明らかな
- その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある
あわせて、経口・注射のステロイド剤や免疫抑制剤を使っている方は「併用禁忌」です。特に長期・大量に使っている方、使用を中止してから6か月以内の方は、ワクチンウイルスの感染が強まったり長引いたりするおそれがあるとされています。添付文書の記載は「経口剤、注射剤」です。お使いの薬は、種類を問わず必ず診察時にお伝えください。
📖 用語解説:接種不適当者(禁忌)と接種要注意者
「接種不適当者」は、そのワクチンを受けることが適当でない方(いわゆる禁忌)です。「接種要注意者」は、接種の可否を慎重に判断し、十分に説明して同意を得たうえで、注意して接種する方を指します。要注意=接種できない、という意味ではありません。
添付文書で「接種要注意者」とされているのは、次の方です。
- ゼラチンを含む製剤や食品で、ショックやアナフィラキシーなどの過敏症を起こしたことがある
- 心臓・血管、腎臓、肝臓、血液の病気や、発育障害などの基礎疾患がある
- 予防接種のあと2日以内に発熱した、または全身の発疹などアレルギーを疑う症状が出たことがある
- けいれんを起こしたことがある
- 過去に免疫不全と診断された、または近親者に先天性免疫不全症の方がいる
- 重度の喘息がある、または喘鳴(ゼーゼー)の症状がある
- フルミストの成分、または鶏卵・鶏肉・その他鶏由来のものにアレルギーを起こすおそれがある
学会の第2版では、次の方には注射(不活化インフルエンザHAワクチン)のみを推奨しています。
- 生後6か月〜2歳未満、19歳以上
- 免疫不全の方、無脾症の方
- 妊婦
- ミトコンドリア病の方
- ゼラチンアレルギーのある方
- 中枢神経系の解剖学的バリアーの破綻がある方(人工内耳を入れている場合など)
さらに、特に重度の喘息の方、授乳中の方、周囲に免疫不全の方がいる場合にも、注射の使用を推奨しています。
3. ゼラチン・卵・サリチル酸のアレルギー/薬の注意
⚠️ 誤解されやすいポイント
| 項目 | 禁忌(接種不適当者) | 要注意(慎重に判断) | 併用注意 |
|---|---|---|---|
| ゼラチン | フルミストの成分(ゼラチンを含む)でアナフィラキシーを起こしたことが明らかな方 | ゼラチン含有製剤・食品で、ショックやアナフィラキシーなどの過敏症を起こした既往がある方 | なし |
| 卵・鶏肉・鶏由来 | 該当なし | 鶏卵・鶏肉・その他鶏由来のものにアレルギーを起こすおそれがある方 | なし |
| サリチル酸系の薬(アスピリン等)、ジクロフェナク、メフェナム酸 | 該当なし | 該当なし | ライ症候群のおそれがあるため併用に注意 |
本当です。フルミストには安定剤として精製ゼラチンが含まれています(添付文書3.2・8.3)。ゼラチン含有製剤の接種でショックやアナフィラキシーが起こったとの報告があるため、問診を十分に行い、接種後も観察します。
ただし、添付文書上の禁忌になるのは「フルミストの成分でアナフィラキシーを起こしたことが明らかな方」です。ゼラチンを含む食品や製剤で過敏症を起こした既往がある方は「要注意」にあたり、診察で個別に判断します。
日本小児科学会は、ゼラチンアレルギーのある方には注射(不活化ワクチン)のみを推奨しています。ゼラチンは、ゼリーや菓子などの食品、カプセル剤、一部のワクチンにも使われているため、問診では食べ物や薬の反応歴を幅広くうかがいます。
禁忌ではありません。フルミストはSPF発育鶏卵で培養して製造されるため、添付文書では「鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものにアレルギーを呈するおそれのある者」を要注意としています。
参考までに、米国では「卵アレルギーのみの場合は、重症度に関係なく、あらゆるワクチン被接種者に推奨される以上の特別な安全対策は不要」とされています(日本小児科学会が第1版で紹介)。ただし、これは米国の考え方です。卵でアナフィラキシーを起こしたことがあるなど、重い反応の既往がある場合は、診察で慎重に判断します。
禁忌ではなく、アレルギーの話でもありません。これは「飲んでいる薬との組み合わせ」の注意で、添付文書では併用注意に分類されています。
対象は、サリチル酸系医薬品(アスピリン、サリチル酸ナトリウムなど)、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸です。これらは、ライ症候群やインフルエンザ脳炎・脳症の重症化との関連性を示す報告があり(作用機序は不明)、ワクチンウイルスとの併用でライ症候群があらわれるおそれがあるとされています。市販の解熱鎮痛薬にも含まれる成分があるため、接種前に服用中の薬をすべてお伝えください。
📖 用語解説:ライ症候群
インフルエンザなどのウイルス感染症のあとに、急性の脳症と肝臓の障害を起こす、まれな病気です。小児に多いとされています。
なりません。禁忌の条件は「フルミストの成分でアナフィラキシーを起こしたことが明らかな方」です。軽い症状の既往だけで、一律に接種できなくなるわけではありません。
ただし、ゼラチンや卵(鶏由来)のアレルギーが疑われる場合は「要注意」にあたります。どんな症状が、何を食べた(使った)あとに、どのくらいの時間で出たのか。診察で丁寧にうかがい、フルミストか注射かを一緒に決めます。
📖 用語解説:アナフィラキシー
原因物質に触れたあと、短時間で全身に起こる強いアレルギー反応です。じんましん、息苦しさ、唇や顔の腫れ、血圧低下などが重なって起こり、緊急の対応が必要になることがあります。「少し湿疹が出た」「口の中がかゆくなった」程度の反応とは区別して考えます。
4. 喘息のあるお子さんの場合
禁忌ではありません。添付文書では「重度の喘息を有する者又は喘鳴の症状を呈する者」を接種要注意者に分類しています(9.1.6)。鼻にワクチンを噴霧する経鼻ワクチンであり、気道の状態に注意が必要なためです。
日本小児科学会は、第1版(2024年9月)で「特に喘息患者には不活化インフルエンザHAワクチンの使用を推奨」としていました。2026年9月の第2版では「特に重度の喘息患者には不活化インフルエンザHAワクチンの使用を推奨」という表現になっています。
添付文書にも学会の見解にも、数値などの明確な線引きはありません。個々のお子さんの状態をみて、医師が判断します。
参考になる海外の基準として、米国では次のように定めています(日本小児科学会が第1版で紹介、および米国の問診票より)。
- 2〜4歳で、喘息がある、または過去12か月に喘鳴を指摘されたことがある場合は、フルミスト(LAIV)を推奨しない
- 5歳以上の喘息は「注意事項(precaution)」とし、接種するかどうかは医師の判断に委ねる
診察では、次のような点を確認します。
- 最近の発作や、入院・救急受診の有無
- 全身性ステロイド(内服・注射)を使っているかどうか
- 現在、咳や喘鳴などの症状があるか
- 年齢(特に2〜4歳)と、普段の治療内容(吸入ステロイドなど)
⚠️ 米国の基準は日本の禁忌ではありません
禁忌ではないため、条件が整えば接種できることもあります。症状が安定していること、最近の発作や喘鳴がないことなどを確認したうえで、医師が判断します。
ただし、学会は喘息のあるお子さん(特に重度の方)に注射を推奨しています。「コントロール良好」でも、迷うときは注射が無難な選択です。注射とフルミストは、2歳以上19歳未満では同等に推奨されていますので、無理にフルミストを選ぶ必要はありません。
添付文書では「喘鳴の症状を呈する者」が要注意です。米国では、2〜4歳で喘息がある、または過去12か月に喘鳴があった場合は推奨されていません。この年齢でゼーゼーを繰り返している場合は、注射をお勧めすることが一般的です。受診時に、いつ・何回ゼーゼーしたか、受診や治療の有無をお知らせください。
5. 妊娠中のお母さん・乳児の兄弟・ご家族の免疫
接種を受けるのは5歳のお子さんなので、禁忌には当たりません。添付文書の禁忌は「接種を受ける本人が妊娠していることが明らかな場合」です。今回確認した添付文書と学会の見解に、「同居の家族が妊娠中だから接種できない」という記載はありませんでした。
一方、フルミストは生ワクチンで、接種後1〜2週間は、鼻やのどからワクチンウイルスが出て他の人にうつる可能性(水平伝播)があります。気になる場合は、注射を選ぶことも可能です。
🤱 妊娠中のお母さん自身は?
📖 用語解説:水平伝播
ワクチンを受けた人から、周囲の人へワクチンウイルスが広がることです。重い病気との関連は報告されていませんが、免疫が極端に低下している方への接触には配慮が必要です。
添付文書・学会の見解に、「乳児と同居している場合は接種不可」という記載はありません。そのうえで、次の点を知っておいてください。
- フルミストを受けたお子さんは、鼻やのどの分泌物にワクチンウイルスを最長3〜4週間排出する可能性があります(学会第1版)。添付文書でも、接種後4週間以内はワクチンウイルスが残存している可能性があるとされています。
- 添付文書が接触を避けるよう求めているのは、「接種後1〜2週間、重度の免疫不全者との密接な関係」です。授乳中の方については、乳児との接触を可能な限り控えるよう記載があります。
- フルミストは2歳以上が対象ですが、弟さんは生後6か月以降なら、注射のインフルエンザワクチンを受けられます。ご兄弟そろって注射で予防する、という選択肢もあります。
接種する場合は、接種後1〜2週間、手洗いの徹底、咳エチケット、タオルや食器の共用を避けるなどの配慮をお願いします。判断に迷うときは、ご家庭の状況を診察でうかがい、注射とフルミストのどちらがご家族に合うかを一緒に考えます。
添付文書は、接種後1〜2週間は重度の免疫不全者との密接な関係を可能な限り避けるよう求めています。日本小児科学会は、周囲に免疫不全の方がいる場合は注射を推奨しています。ご家庭に重い免疫不全の方がいるときは、注射を選ぶのが安心です。
あります。添付文書には、妊娠可能な女性では「あらかじめ約1か月間避妊した後に接種すること、およびワクチン接種後約2か月間は妊娠しないよう注意させること」と記載されています。該当しそうな場合は、診察時にお伝えください。
休ませる必要はありません。日本小児科学会の第2版には、「LAIV接種後に、登園や登校を制限する必要はありません」と明記されています。ただし、接種当日は過激な運動を避け、発熱など体調の変化があれば受診してください(添付文書8.4)。
6. 副反応と「風邪をひきやすくなる?」
国内の試験では、副反応は67.9%(413/608例)にみられました。主なものは次のとおりです。
| 頻度 | 症状 |
|---|---|
| 10%以上 | 鼻閉・鼻漏(59.2%)、咳嗽(27.8%)、口腔咽頭痛(17.9%)、頭痛(11.2%) |
| 1〜10%未満 | 鼻咽頭炎、食欲減退、下痢、腹痛、発熱、活動性低下・疲労・無力症、筋肉痛、インフルエンザ |
| 1%未満 | 発疹、鼻出血、胃腸炎、中耳炎 |
| 頻度不明 | 顔面浮腫、じんま疹、ミトコンドリア脳筋症の症状悪化、倦怠感。重大なものとしてショック、アナフィラキシー |
海外では、市販後に神経系障害(ベル麻痺を含む脳神経障害、脳炎、けいれん、ギラン・バレー症候群)や血管炎が報告されています(添付文書15.1.1)。頻度はまれです。
風邪にかかりやすくなる、という記載は添付文書にも学会の見解にもありません。ただし、鼻の粘膜でワクチンウイルスが増えるため、鼻水・鼻づまり・咳・のどの痛みなど、風邪によく似た症状が出やすいワクチンです。国内試験では、鼻閉・鼻漏が59.2%でした。
これは「ワクチンが働いた結果の反応」であることが多く、数日で軽快するのが一般的です。ただし、症状が強い、熱が続く、ぐったりしている、ゼーゼーするといった場合は、別の病気が重なっている可能性もあります。受診してください。
あります。添付文書には、接種後一定期間は、フルミスト由来のワクチンウイルスがインフルエンザの迅速検査で陽性反応を示す可能性があると記載されています。接種後数日のインフルエンザ様症状で検査を受け、ワクチン由来ウイルスが検出されて「インフルエンザ」と診断される可能性もある、と学会も注意喚起しています。接種後に受診するときは、必ずフルミストを接種したことをお伝えください。
次のような症状は、アナフィラキシーなどの重い副反応のサインです。すぐに医療機関を受診するか、緊急性が高い場合は119番に連絡してください。
- じんま疹、全身のかゆみ
- 息苦しい、ゼーゼーする、声がかすれる
- 唇や顔、まぶたの腫れ
- 冷や汗、ぐったりしている、意識がもうろうとする
- 強い腹痛や繰り返す嘔吐
一般に、予防接種のあとは30分程度、院内または近くで様子をみることをお勧めします。
7. 他のワクチン・お薬との関係
国内の添付文書には、他の生ワクチンとの接種間隔を制限する記載はありません。日本小児科学会も同様に説明しています。また、医師が必要と認めた場合は、他のワクチンと同時接種もできます(添付文書7.1)。
国内では、2020年10月の制度改正で、「27日以上あける」というルールは注射の生ワクチン同士(MR、水痘、おたふくかぜなど)の組み合わせに残りました。フルミストは経鼻の生ワクチンのため、注射の生ワクチンとの間にこのルールはかかりません。
⚠️ 米国の基準とは異なります
MRなどの定期接種は、決められた期間内に受けることが大切です。フルミストを理由に遅らせる必要はありません。接種の前後は、発熱がないことなど体調を確認します。
添付文書は、オセルタミビル、ザナミビル、ラニナミビルなどの抗インフルエンザウイルス剤を併用注意としています。ワクチンウイルスの増殖が抑えられ、フルミストの効果が弱まる可能性があるためです。添付文書には、具体的な日数の記載はありません。
参考として、米国では次のように目安が示されています(日本小児科学会が紹介)。直近でこれらの薬を使った場合は、フルミストの接種を推奨していません。
- オセルタミビル、ザナミビル:過去48時間以内
- ペラミビル:過去5日以内
- バロキサビル:過去17日以内
受験や家族内の感染などで、予防投与を受ける可能性がある方は、先にワクチンを済ませることをお勧めします。薬を使った・使う予定がある場合は、予約時または診察時にお知らせください。
当院では、注射ワクチンとフルミストの両方をご用意しています(2歳以上19歳未満の方が対象)。料金、港区の助成、接種できる期間、予約方法は、こちらのご案内記事にまとめています。在庫のご確認など個別のご質問は、お電話(03-6432-5353)でお問い合わせください。
8. 理事長コメント
9. まとめ
✅ ゼラチンや卵のアレルギーは「要注意」、サリチル酸系などの解熱鎮痛薬は「併用注意」。学会はゼラチンアレルギーには注射を推奨しています。
✅ 喘息は禁忌ではなく要注意。特に重度の喘息には注射を推奨。数値の線引きはなく、医師が判断します。
✅ お母さんが妊娠中でも、接種を受けるお子さんが妊娠中でなければ禁忌には当たりません。乳児の兄弟がいる場合は、注射も選べます。
✅ 接種後に風邪に似た症状が出やすいのは、ワクチンウイルスが鼻の粘膜で働くためです。迅速検査が陽性になることもあるので、受診時は申告を。
✅ 国内の添付文書上、他の生ワクチンとの間隔に制限はありません。抗インフルエンザ薬は併用注意です。
🏥 10. 白金高輪で診るという選択(当院が選ばれる理由)
ここまでお読みいただいた「注射にするか、フルミストにするか」の判断は、お子さんの持病、アレルギー、ご家族の状況によって変わります。当院では、次のような体制でご相談をお受けしています。
理由① 注射とフルミストの両方に対応
注射ワクチンと、経鼻のフルミスト(2歳以上19歳未満)の両方をご用意しています。診察でお子さんの状態をうかがい、どちらが合うかを一緒に選べます。
理由② 内科・小児科・アレルギー科を標榜
喘息やアレルギーの既往、基礎疾患の有無を確認しながら、接種の可否を医師が判断します。
理由③ 検査・治療薬も院内で対応
インフルエンザの検査や治療薬にも対応しています。接種後に受診される場合は、フルミストを接種したことをお伝えください。
理由④ 土曜・日曜・祝日も診療
土・日・祝は10:00〜15:00で診療しています。平日に通院しにくいご家族の予定にも合わせやすい体制です。
理由⑤ 駅から徒歩1分
東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪駅」2番出口から徒歩1分。お子さん連れでも通いやすい立地です。
注射かフルミストか迷うときは、まずご相談ください。
参考文献・出典(2026年10月19日時点)
- 第一三共株式会社. フルミスト点鼻液 添付文書(2026年8月改訂 第6版). PMDA 医療用医薬品情報
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/430574_631370AR1026_1_06 - PMDA. ワクチン接種を受ける人へのガイド フルミスト点鼻液(2024年9月更新)
https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/GUI/430574_631370AR1026_1_00G.pdf - 日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会. 経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの使用に関する考え方 第2版(2026年9月2日改訂)
https://www.jpeds.or.jp/society-activities/pediatric-medical-care/vaccination/opinion/20607.html - 日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会. 経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの使用に関する考え方 第1版(2024年9月2日)
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20240909_keibi_i_vaccine.pdf - 日本小児科学会. 妊婦への接種が推奨または考慮されるワクチン
https://www.jpeds.or.jp/society-activities/other-initiatives/cooperation/20654.html - 第一三共株式会社. フルミスト点鼻液 製造販売承認取得のお知らせ(2023年3月27日)
https://www.daiichisankyo.co.jp/files/news/pressrelease/pdf/202303/20230327_J1.pdf - Immunize.org. Screening Checklist for Contraindications to Live Attenuated Intranasal Influenza Vaccination(米国)
https://immunize.org/clinical/a-z/screening-checklist-contraindications-live-attenuated-intranasal-influenza
※本記事は一般的な医学情報の提供を目的としています。個々のお子さんの接種の可否は、診察のうえで医師が判断します。
AUTHOR / SUPERVISOR
医療法人社団 五良会 理事長 五藤 良将(ごとう よしまさ)
- 防衛医科大学校 医学部 卒業(27期)。防衛医科大学校病院、自衛隊中央病院、自衛隊横須賀病院ほかで臨床経験を積む
- 医療法人社団 五良会 理事長/医療法人社団 正友会 理事長/竹内内科小児科医院 院長
- 日本内科学会 認定内科医/日本抗加齢医学会 専門医/日本糖尿病協会 登録医/日本旅行医学会 認定医
- 日本温泉気候物理医学会 温泉療法専門医/日本医師会認定産業医/日本医師会認定健康スポーツ医/難病指定医
- 所属学会:日本内科学会、日本糖尿病学会、日本アレルギー学会、日本東洋医学会、日本リウマチ学会、日本外来小児科学会、日本抗加齢医学会、日本睡眠学会、日本美容内科学会、日本旅行医学会 ほか
- 著書『あぶら落とすスープ』(アスコム)。NHK・TBS・フジテレビ・日本テレビ・テレビ朝日などメディア出演多数
執筆・監修責任について
本記事は、五藤良将が添付文書(PMDA)、日本小児科学会の見解、公的機関の発表を確認したうえで執筆・監修しています。内容は公開時点の情報に基づくものであり、添付文書の改訂や学会見解の更新があった場合は、こちらで記事を更新します。
本記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個々の患者さんの診断・治療に代わるものではありません。症状や接種のご判断については、必ず医師にご相談ください。記載内容について気になる点がございましたら、五良会クリニック白金高輪(03-6432-5353)までお知らせください。
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