【マンジャロの次はこれ!】体重28.7%減を実現した「トリプルGアゴニスト」とは?|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の内科

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【マンジャロの次はこれ!】体重28.7%減を実現した「トリプルGアゴニスト」とは?|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の内科

【マンジャロの次はこれ!】体重28.7%減を実現した「トリプルGアゴニスト」とは?

初回公開:2026年2月26日 / 最終更新:2026年5月(経口GLP-1新薬承認・関連記事8本公開を反映)

2026年2月24日、肥満治療の世界に衝撃的なニュースが飛び込みました。デンマークの製薬大手Novo Nordisk(ノボ ノルディスク)社と中国のUnited Biotechnology社が共同開発する新薬「UBT251」が、Phase 2臨床試験においてわずか24週間(約6ヶ月)で最大19.7%の体重減少を達成。さらに米国Eli Lilly(イーライリリー)社のレタトルチドはPhase 3試験で68週間で最大28.7%の体重減少という驚異的な数字を記録しています。
これらの次世代薬に共通するのが、「トリプルGアゴニスト」という革新的な作用機序です。本記事では、肥満治療の最前線で起きている劇的な進化について、医学的根拠に基づいて詳しく解説いたします。2026年5月の更新では、4月のオルフォグリプロン(Foundayo™)米国承認・経口ウゴービ25mg発売・Wegovy MASH適応承認など、3か月で次々と動いた肥満治療の最新動向を反映しています。

🚨 【2026年2月〜5月の主要ニュース】肥満治療の歴史が3か月で塗り替えられました

2025年12月22日:経口ウゴービ(経口セマグルチド25mg)米FDA承認、米国2026年1月発売
2025年8月15日:FDAがウゴービを世界初のGLP-1系MASH治療薬として承認
2026年2月23日:CagriSemaがマンジャロとの直接対決(REDEFINE 4)で非劣性未達
2026年2月24日:UBT251(トリプルG)Phase 2で24週19.7%減量
2026年4月1日:オルフォグリプロン(Foundayo™)米FDA承認 ― 世界初の食事制限なし経口GLP-1

📋 この記事の内容(クリックで該当箇所へ)
① 現在の肥満治療薬の整理 ― GLP-1からデュアルアゴニストへ
② GLP-1の医学 ― «痩せホルモン»の正体
③ GIPの医学 ― 知られざる第2のインクレチン
④ グルカゴンの医学 ― «脂肪を燃やす»意外な顔
⑤ 「トリプルGアゴニスト」とは? ― 3つを同時活性化
⑥ UBT251 ― 24週間で19.7%減量の衝撃
⑦ レタトルチド ― 68週間で28.7%減量、手術級の効果
⑧ 主要ダイエット薬の効果比較(2026年5月更新)
⑨ CagriSema ― マンジャロに敗れたもう一つの次世代薬
⑩ 【新規】経口GLP-1の新時代 ― オルフォグリプロン・経口ウゴービ
⑪ 【新規】GLP-1が「脂肪肝」の治療薬に
⑫ 【新規】GLP-1の心血管保護作用 ― 命を守る減量へ
⑬ 【新規】安全に治療を続けるための知識マップ
⑭ 日本での展望と今後のスケジュール
⑮ 当院でできるご対応
⑯ 理事長コメント
⑰ よくあるご質問
📚 関連記事まとめ(医療痩身ハブ:全8記事+本記事)
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1. 現在の肥満治療薬の整理 ― GLP-1からデュアルアゴニストへ

トリプルGアゴニストの画期的な点を理解するために、まず現在の肥満治療薬の歴史を簡単に振り返りましょう。

第1世代:GLP-1受容体作動薬(シングルアゴニスト)

オゼンピック(セマグルチド)サクセンダ(リラグルチド)に代表されるGLP-1受容体作動薬は、消化管ホルモンであるGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)の作用を模倣する薬剤です。食欲抑制、胃排出遅延、インスリン分泌促進の3つの作用により、10〜15%程度の体重減少効果を発揮します。

第2世代:GIP/GLP-1デュアルアゴニスト

そこで登場したのがマンジャロ(チルゼパチド)です。GLP-1に加え、もうひとつの消化管ホルモンGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)にも作用する「デュアルアゴニスト」として開発されました。SURMOUNT-1試験では、72週間で最大20.9%の体重減少を達成。日本でも2022年に2型糖尿病治療薬として承認され、2024年12月には肥満症治療薬ゼップバウンドとしても承認、2025年3月19日に保険適用となりました。
🔗 関連記事:ゼップバウンドの保険適用条件は?
日本でゼップバウンドが「肥満症」として保険で使えるのは厳格な条件下のみです。BMI・合併症・施設要件など全条件は 【保険適用】肥満症治療薬「ゼップバウンド」が使える人・使えない人 で完全解説しています。

2. GLP-1の医学 ― 「痩せホルモン」の正体

GLP-1は近年「痩せ薬」の代名詞のように語られていますが、そもそも私たちの体の中で自然に作られている消化管ホルモンです。1980年代、マサチューセッツ総合病院のSvetlana Mojsovらの研究により、プログルカゴンという前駆体タンパク質から切り出される30アミノ酸のペプチドとしてGLP-1が同定されました。
GLP-1は主に小腸下部(回腸)と大腸に分布するL細胞(腸管内分泌細胞)で産生され、食事摂取により分泌されます。血中での半減期はわずか1〜2分と極めて短く、DPP-4酵素で速やかに分解されるため、薬として使うには分解されにくい構造への改変が必要でした。

GLP-1の多彩な生理作用

作用する臓器 GLP-1の作用
膵臓β細胞 血糖依存的にインスリン分泌を促進。低血糖を起こしにくい
胃排出速度を遅延させ、満腹感を持続
脳(視床下部・孤束核) 食欲中枢に作用し、満腹シグナルを増強。ダイエット効果の中核
心臓・血管 心保護作用、抗炎症作用、血圧低下
腎臓 ナトリウム利尿作用、腎保護作用

3. GIPの医学 ― 知られざる第2のインクレチン

GIPは実は最初に発見されたインクレチンホルモンであり、GLP-1より先に同定されました。しかし長い間、治療的な可能性が低いと見なされてきた「不遇のホルモン」でもあります。マンジャロの成功がGIPを再び脚光のもとに引き戻しました。
GIPは主に小腸上部(十二指腸〜空腸)に分布するK細胞で産生され、特に脂肪の摂取に強く反応します。注目すべきは、GLP-1受容体が発現していない脂肪組織にGIP受容体が豊富に発現している点です。さらに骨芽細胞・破骨細胞にも作用し、骨保護的な効果も知られています。
🔗 関連記事:GIPの骨保護作用と筋肉維持戦略
マンジャロ・ゼップバウンドのGIP作用は骨密度低下を抑える可能性がありますが、急激な減量で筋肉量も同時に失われます。減量と健康寿命を両立する具体策は 【マンジャロで痩せても筋肉と骨を落とさない】GLP-1ダイエットのサルコペニア肥満予防プロトコル でご確認ください。

4. グルカゴンの医学 ― 「脂肪を燃やす」意外な顔

グルカゴンは1920年代に発見された29アミノ酸のペプチドホルモンです。インスリンの「対立ホルモン」として血糖を上げる作用が有名ですが、近年、グルカゴンの「もう一つの顔」――エネルギー消費の増加と脂肪燃焼の促進が肥満治療の切り札として注目されています。

グルカゴンの3大ダイエット作用

✅ 脂肪燃焼のアクセル
1. エネルギー消費の増加:褐色脂肪組織の活性化により、1日あたり約100〜200 kcalのエネルギー消費が増加
2. 脂肪分解の促進:肝臓の脂肪酸β酸化促進・脂質合成抑制 → 体脂肪と肝脂肪の減少
3. 食欲の抑制:肝-迷走神経-視床下部軸を介した満腹シグナルの増強
グルカゴンには血糖上昇という副作用があるため単独では使えませんでしたが、GLP-1のインスリン分泌促進作用で相殺することで、脂肪燃焼の恩恵だけを引き出す――これがトリプルGアゴニストの核心設計です。

5. 「トリプルGアゴニスト」とは? ― 3つのホルモンを同時活性化

ここまでGLP-1・GIP・グルカゴンの3つのホルモンについて見てきました。この3者を1つの分子で同時に活性化するのが「トリプルGアゴニスト(Triple G agonist)」です。「Triple G」の名称は、GLP-1・GIP・Glucagon(グルカゴン)の3つの頭文字に由来します。
標的ホルモン 主な役割 主な作用臓器
GLP-1 食欲抑制+胃排出遅延+インスリン分泌促進 脳・胃・膵臓
GIP 脂肪組織でのエネルギー代謝調節+インスリン分泌増強+骨保護 脂肪組織・膵臓・骨
グルカゴン エネルギー消費の増加+肝臓での脂肪分解促進 肝臓・褐色脂肪組織

6. UBT251 ― 24週間で19.7%減量の衝撃

🔬 エビデンス:UBT251 Phase 2試験(中国、205名)
• 試験デザイン:BMI 28以上または BMI 24〜28+合併症の過体重者205名
• 投与方法:週1回皮下注射(2/4/6mgの3用量群 vs プラセボ)
最大用量群で24週間に平均19.7%(約17.5kg)の体重減少
• プラセボ群は2.0%(1.6kg)
マンジャロが72週かけて達成する20%減量を、UBT251はその3分の1の期間で達成しました。

7. レタトルチド ― 68週間で28.7%減量、手術級の効果

🔬 エビデンス:TRIUMPH-4試験(Phase 3、Eli Lilly、2025年12月発表)
• 対象:BMI 27以上+変形性膝関節症(糖尿病なし)成人445名
• 投与方法:週1回皮下注射(9mg・12mg vs プラセボ)
レタトルチド12mg群:平均28.7%(約32.3kg)の体重減少
• 9mg群:26.4%
• プラセボ群:2.1%
• 12mg群の58.6%が25%以上、39.4%が30%以上の減量達成
30%以上の減量は、これまで外科手術(胃バイパス術など)でしか到達しなかったレベルです。
膝の痛みは最大75.8%改善、収縮期血圧14.0mmHg低下、CRP・中性脂肪・non-HDL-Cも有意低下。

⚠️ 新たな安全性シグナル

レタトルチド12mg群でジスエステジア(異常感覚)が20.9%に報告されています。多くは軽度ですが、Phase 2試験では報告されていなかった新規シグナルとして注目されています。また「体重が減りすぎた」ことによる治療中止も含まれていました。

8. 主要ダイエット薬の効果比較(2026年5月更新)

薬剤名 作用機序 投与期間 最大体重減少率 日本での状況
ウゴービ(セマグルチド注) GLP-1単独 68週 約15% 2024年2月発売(肥満症保険適用)
マンジャロ/ゼップバウンド GLP-1+GIP(デュアル) 72週 約20.9% マンジャロは糖尿病、ゼップバウンドは肥満症で保険適用
CagriSema GLP-1+アミリン 84週 約23% 米FDA申請中、日本未承認
経口ウゴービ25mg
(2025年12月22日FDA承認)
GLP-1単独(経口) 64週 約16.6% 日本未承認
Foundayo™(オルフォグリプロン)
2026年4月1日FDA承認
GLP-1単独(非ペプチド経口) 72週 約12.4% 日本未承認、食事制限なし
UBT251 GLP-1+GIP+グルカゴン(トリプル) 24週 19.7% Phase 2段階、日本未承認
レタトルチド GLP-1+GIP+グルカゴン(トリプル) 68週 28.7% 米FDA申請2026年末予定、日本2028〜2029年見込み

9. CagriSema ― マンジャロに敗れたもう一つの次世代薬

2026年2月23日、ノボ ノルディスク社のCagriSema(カグリセマ)がマンジャロとの直接比較試験(REDEFINE 4)で非劣性を示せず、ノボ・ノルディスク株価は1日で約15%下落しました。それでも23%の減量を達成しており、世界初の「GLP-1+アミリン」配合剤として独自の地位を持っています。
🔗 関連記事:CagriSemaを徹底解説
アミリンとは何か、なぜ«膵β細胞由来のもう一つの食欲抑制ホルモン»が肥満治療に応用されたのか、CagriSemaの全貌は CagriSema(カグリセマ)とは?マンジャロに敗れた「もう一つの次世代肥満薬」|アミリンアナログ徹底解説 でご確認ください。

10. 【新規】経口GLP-1の新時代 ― オルフォグリプロン・経口ウゴービ

注射型のトリプルGアゴニストが進化する一方、2025年12月〜2026年4月のわずか4か月で、経口GLP-1の世界も革命的に変わりました
薬剤 FDA承認日 特徴
経口ウゴービ25mg 2025年12月22日 肥満症適応の経口GLP-1としては世界初。64週で最大16.6%減量
Foundayo™(オルフォグリプロン) 2026年4月1日 世界初の非ペプチド型・食事制限なし経口GLP-1。72週で12.4%減量
🔗 関連記事:経口GLP-1の3世代マップ完全版
リベルサス(第1)→ 経口ウゴービ25mg(第2)→ オルフォグリプロン(第3)の進化と「飲みやすさ」「食事制限」「日本承認見通し」の比較は 【飲むGLP-1新時代】オルフォグリプロン(Foundayo)・経口ウゴービ25mg・リベルサス徹底比較 でご確認ください。

11. 【新規】GLP-1が「脂肪肝」の治療薬に

2025年8月15日、FDAがウゴービ(セマグルチド2.4mg)を世界初のGLP-1系MASH(旧NASH)治療薬として承認しました。ESSENCE試験(NEJM 2025)では72週でMASH消失率63%という驚異的な結果。トリプルGアゴニストのレタトルチドもグルカゴン作用で肝脂肪を直接燃焼させる新機序として、Phase 2では肝脂肪量が最大86%減少したと報告されています。
🔗 関連記事:脂肪肝×GLP-1の最新エビデンス
MASLD/MASH呼称改訂・ESSENCE試験詳細・トリプルGの肝臓への効果メカニズムは 【GLP-1×脂肪肝】MASLD/MASHを治す肥満治療薬の最新エビデンス で詳述しています。

12. 【新規】GLP-1の心血管保護作用 ― 命を守る減量へ

2023年のSELECT試験(NEJM)でセマグルチドが糖尿病でない肥満者の主要心血管イベント(MACE)を20%減らすことが証明されました。心筋梗塞は28%減少、全死亡は19%減少。減量薬が「美容目的の薬」ではなく「命を守る薬」であることが初めて科学的に示されたのです。レタトルチドでも心血管アウトカム試験TRIUMPH-Outcomesが進行中で、2027〜2028年に結果発表予定です。
🔗 関連記事:SELECT試験の解説
17,604名・3.3年追跡のSELECT試験、心血管保護の5つのメカニズム、HFpEFへの効果まで 【心筋梗塞・脳卒中27%減】GLP-1製剤の心血管保護作用|SELECT試験から見る糖尿病以外の効能 で完全解説しています。

13. 【新規】安全に治療を続けるための知識マップ

GLP-1治療やトリプルGアゴニストは強力ですが、「処方されただけ」では成功しません。継続率を上げるためには、副作用対処・筋肉維持・リバウンド予防・治療終了戦略まで多角的な知識が必要です。

14. 日本での展望と今後のスケジュール

薬剤 今後の予定
UBT251 グローバルPhase 1b/2a → 2027年予定。FDA承認は早くても2029年以降
レタトルチド 2026年中にPhase 3結果7件発表。FDA申請2026年末〜2027年。米国承認2027年、日本2028〜2029年見通し
CagriSema 米国承認2026年末見込み、日本未定
Foundayo™(オルフォグリプロン) 2026年4月1日米国承認済、日本承認は2028〜2029年見込み
経口ウゴービ25mg 2025年12月22日米国承認、米国2026年1月発売。日本での申請情報なし(2026年5月時点)

15. 当院でできるご対応

五良会クリニック白金高輪では、1F保険診療(糖尿病内科・内科)2F美容皮膚科の2フロア体制を活かし、患者さまの背景・目的・体質に合わせた医療痩身をご提案しています。
☑ 1F糖尿病内科:2型糖尿病合併例ではマンジャロ・リベルサスなどを保険で処方
☑ 1F内科:BMI・体組成評価、合併症スクリーニング、生活習慣指導
☑ 2F美容皮膚科:自費の医療痩身(GLP-1製剤、ピュアフロー、脂肪燃焼注射・点滴)
☑ ゼップバウンド・ウゴービなどの肥満症保険診療は、最適使用推進ガイドラインに基づく届出施設での処方が必要です。当院では一般的なご相談・生活習慣評価のうえ、必要時は他院連携をご提案します

⚠️ 重要なお知らせ

本記事で紹介したUBT251、レタトルチド、CagriSema、経口ウゴービ25mg、オルフォグリプロン(Foundayo™)は、現時点(2026年5月)では日本国内で処方することはできません。記事の内容は最新情報に基づきますが、今後の試験結果や規制当局の判断により状況は変わります。個人輸入は副作用救済制度の対象外となるため強く非推奨です。

16. 理事長コメント

💬 理事長 五藤良将より
「本記事を最初に公開した2026年2月から、わずか3か月で肥満治療は劇的に進化しました。Foundayo承認、経口ウゴービ発売、Wegovy MASH適応――肥満を«美容の問題»から«命と生活の質を守る慢性疾患»として治療する時代が本格化しています。次世代薬を待つだけでなく、いま日本で使える治療で着実に成果を出すことが何より大切です。当院では«副作用対処»«筋肉維持»«リバウンド予防»の3点をセットで考えた医療痩身をご提案しています。土日祝も診療していますので、医療痩身が気になる方はぜひお気軽にご相談ください。」

17. よくあるご質問

Q. トリプルGアゴニストはマンジャロより副作用が多いですか?
A. UBT251のPhase 2試験では副作用は他のGLP-1系と同様の消化器症状が中心、大部分が軽度〜中等度でした。レタトルチドでは12mg群で「ジスエステジア(異常感覚)」が報告されていますが、多くは軽度です。詳しくは GLP-1副作用対処マニュアル をご覧ください。
Q. マンジャロはもう古い薬になるのですか?
A. いいえ。REDEFINE 4試験でCagriSemaに勝利したことからも、マンジャロは現在承認されている中で最強の肥満治療薬です。次世代薬の日本承認はまだ数年先で、「今使える最良の選択肢」としての価値は変わりません。
Q. レタトルチドはいつ頃日本で使えますか?
A. 米国承認が2027年、日本では通常1〜2年遅れるため2028〜2029年が目安です。UBT251はさらに先になります。
Q. 注射が苦手です。経口薬はありますか?
A. 米国では経口ウゴービ25mgが2026年1月発売、Foundayo™(オルフォグリプロン)が4月承認となりました。日本では未承認ですが、リベルサスは糖尿病適応で処方可能です。詳細は 経口GLP-1新時代解説記事 をご覧ください。
Q. ゼップバウンドの保険適用条件は?
A. BMI 27以上+2つ以上の肥満関連健康障害、またはBMI 35以上+高血圧/脂質異常症/2型糖尿病のいずれか+6か月以上の生活療法不十分例、かつ届出施設での処方となります。完全解説は ゼップバウンド保険適用ガイド へ。
Q. 痩せても筋肉まで落ちてしまわないですか?
A. GLP-1治療では減量分の約25%が除脂肪体重から失われます。タンパク質摂取・レジスタンス運動・体組成測定の組み合わせで«質の高い減量»を実現できます。 サルコペニア肥満予防プロトコル をご参照ください。
Q. 薬をやめたらリバウンドしますか?
A. STEP-1 extension試験では中止1年で減量分の約2/3が戻ったと報告されています。漸減・維持療法・新しい習慣の定着で長期成功を目指します。詳しくは GLP-1リバウンド対策5原則 へ。

参考文献

1. Novo Nordisk A/S. “Triple agonist UBT251 delivers up to 19.7% mean weight loss after 24 weeks in phase 2 trial in China.” 2026年2月24日.
2. Novo Nordisk A/S. “CagriSema demonstrated 23% weight loss in REDEFINE 4 trial.” 2026年2月23日.
3. Eli Lilly. “Lilly’s triple agonist, retatrutide, delivered weight loss of up to an average of 71.2 lbs (TRIUMPH-4).” 2025年12月11日.
4. FDA Press Announcement. “FDA Approves First New Molecular Entity Under National Priority Voucher Program (Foundayo™ / orforglipron).” 2026年4月1日.
5. Novo Nordisk. “FDA approves Wegovy® pill, the first and only oral GLP-1 for weight loss in adults.” 2025年12月22日.
6. FDA Press Announcement. Wegovy approved for MASH. 2025年8月15日.
7. Sanyal AJ, et al. Phase 3 Trial of Semaglutide in MASH (ESSENCE). N Engl J Med. 2025;392:958-970.
8. Lincoff AM, et al. Semaglutide and Cardiovascular Outcomes in Obesity (SELECT). N Engl J Med. 2023;389:2221-2232.
9. Jastreboff AM, et al. Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity (SURMOUNT-1). N Engl J Med. 2022;387:205-216.
10. 厚生労働省. チルゼパチド/セマグルチド製剤 最適使用推進ガイドライン. 令和7年.

※本記事の情報は2026年5月時点のものです。臨床試験の結果や規制当局の判断により、今後状況が変わる可能性があります。

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