【医師解説】秋の食中毒に注意|お弁当・バーベキュー・生魚・キノコの予防と受診の目安
医療法人社団五良会|理事長、竹内内科小児科医院|院長 五藤良将(糖尿病内科・感染症)
秋は「食欲の秋」。行楽や運動会のお弁当、バーベキュー、旬のサンマやサバ、キノコ狩りと、食事を楽しむ機会が増える季節です。一方で、「もう涼しいから食べ物は傷みにくい」という油断から、秋にも食中毒は起きています。2026年9月3日には、東京都が港区内で開催されたイベントで販売された食事による食中毒の発生を公表しました。
この記事では、秋の食中毒を「細菌」「ウイルス」「寄生虫」「自然毒(毒キノコ)」の4つのタイプに分けて整理し、お弁当・バーベキュー・作り置きのカレー・生魚・野生のキノコで気をつけたいこと、ご家庭でできる予防法、そしてすぐに受診すべきサインを、厚生労働省の最新統計(令和7年=2025年)をもとに医師が解説します。
■ メディア情報
2026年9月17日(木)放送のフジテレビ「ノンストップ!」の「秋の食中毒」の特集で、当院理事長の五藤良将が取材に協力し、食中毒の種類、秋に注意したい食材、受診の目安について解説しました。この記事では、番組でお伝えした内容をさらに詳しくまとめています。
① 「もう大丈夫だろう」という油断。真夏より気温は下がっても、秋の日中はまだ暖かく、食品を常温に置けば細菌は増えます。
② お弁当を持ち歩く機会が増える。運動会や行楽のお弁当は、作ってから食べるまでに時間が空きます。
③ バーベキューなど屋外の食事が増える。肉の生焼けや、生肉を扱った箸・トングからの汚染が起こりやすくなります。
④ 秋の味覚ならではのリスク。サンマ・サバ・カツオなどの生魚によるアニサキス、キノコ狩りで採った毒キノコの誤食です。
なお、2025年の全国統計で患者数が最も多かったのは、ノロウイルスが流行した2〜3月でした。「秋が一年で最も多い」わけではありませんが、秋特有の原因を知っておくことが予防につながります。(出典:厚生労働省「令和7年食中毒発生状況の概要」)
✓ 血便(赤い便・赤黒い便)や黒い便が出る。腸に強い炎症が起きている可能性があります
✓ 生魚を食べた数時間後から翌日にかけて、非常に強い腹痛が出た(アニサキスの可能性)
✓ 野生のキノコを食べた後に症状が出た、または少しでも危ないと思った(症状がなくても受診を)
✓ 下痢が続く、食事や水分がとれない、尿が少ない(脱水の危険)
✓ 下痢の後に手足のしびれや力の入りにくさが出てきた(まれにギラン・バレー症候群)
「いつもと違う」と感じたら、我慢せずにご相談ください。詳しくは「10. すぐに受診すべきサイン」をご覧ください。
| 食材 | 注意する原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 【肉】鶏肉 焼き鳥、バーベキュー、鶏のたたき・鶏刺し |
カンピロバクター | 中心部を75℃で1分間以上加熱。生肉用の箸・トング・まな板を分ける |
| 【肉】豚肉・ジビエ シカ・イノシシなど |
E型肝炎ウイルス、腸管出血性大腸菌、寄生虫など | 生で食べない。中心部を75℃で1分間以上加熱 |
| 【魚】サンマ・サバ・カツオ・アジ・イワシ・イカ 刺身、しめ鯖 |
アニサキス | 内臓を早く取り除き、目で見て確認。−20℃で24時間以上の冷凍か、70℃以上(60℃なら1分)の加熱。酢・塩・しょうゆ・わさびでは死にません |
| 【作り置き】カレー・シチュー・煮物・豚汁 | ウェルシュ菌 | 「涼しいから」と鍋のまま常温に置かない。小分けにして急いで冷まし冷蔵 |
| 【お弁当】運動会・行楽 | 黄色ブドウ球菌などの細菌 | 十分に加熱し、冷ましてから詰める。保冷剤で低温に保つ |
| 【キノコ】野生のキノコ | 毒キノコ(ツキヨタケ、クサウラベニタケなど) | 確実に食用と分からないものは採らない・食べない・売らない・人にあげない |
1. 秋でも食中毒が起きる理由と最新の統計
令和7年(2025年)に全国で報告された食中毒は1,172件、患者数24,727人でした。患者数は前年(14,229人)の約1.7倍に増えています。原因として多かったのはノロウイルス(462件)、アニサキス(280件)、カンピロバクター(220件)で、この3つで全体の約8割を占めました。
ノロウイルスは寒い時期に多い一方、カンピロバクターとアニサキスは季節を問わず通年で発生しています。秋は気温が下がって「食べ物が傷みにくい」と感じやすく、そこに次のような秋特有の場面が重なります。
| 秋の場面 | 起こりやすい食中毒 |
|---|---|
| 運動会・行楽・イベントのお弁当 | 細菌性食中毒(黄色ブドウ球菌など) |
| バーベキュー・焼き鳥・鶏のたたき | カンピロバクター |
| 大鍋のカレーや豚汁、前日の作り置き | ウェルシュ菌 |
| 旬のサンマ・サバ・カツオの刺身やしめ鯖 | アニサキス |
| キノコ狩り・もらった野生のキノコ | 毒キノコ(植物性自然毒) |
| 秋の終わりから冬(11月ごろから増加) | ノロウイルス |
出典:厚生労働省「令和7年食中毒発生状況の概要」(食中毒統計調査)、同「ノロウイルスに関するQ&A」
2. 細菌・ウイルス・寄生虫・自然毒 4つのタイプの違い
食中毒の原因は、大きく「細菌」「ウイルス」「寄生虫」「自然毒」に分けられます。タイプによって、増えやすい条件も、やっつけるための加熱の条件もまったく違います。「何℃なら安全」と一律に覚えるのではなく、タイプごとに対策を知っておくことが大切です。
| タイプ | 代表例 | 増え方・特徴 | 対策の目安 |
|---|---|---|---|
| 細菌 顕微鏡で見える「ばい菌」 |
カンピロバクター、ウェルシュ菌、サルモネラ、黄色ブドウ球菌 | 食品の中で増える。気温や湿度が高いと増えやすく、多くは10℃以下で増殖がゆっくりになり、−15℃以下で止まる。菌によって増えやすい条件は異なる | 中心部を75℃で1分間以上加熱。冷蔵は10℃以下。ウェルシュ菌の芽胞は熱に強いため、加熱後の冷まし方・保存が重要 |
| ウイルス 細菌よりずっと小さい |
ノロウイルス、E型肝炎ウイルス | 食品の中では増えず、人の腸の中で増える。ノロウイルスは冬に流行し、11月ごろから増え始めて12〜1月がピーク。吐いたものや便から人から人へも広がる | 二枚貝などは中心部を85〜90℃で90秒以上加熱。手洗いは石けんと流水で(アルコール消毒は代わりにならない) |
| 寄生虫 目で見える大きさのものも |
アニサキス | サバ・アジ・サンマ・カツオ・イワシ・イカなどの内臓の表面に寄生。長さ2〜3cmほどで、目で見つけられることが多い | −20℃で24時間以上の冷凍、または70℃以上(60℃なら1分)の加熱。酢・塩・しょうゆ・わさびでは死なない |
| 自然毒 植物や動物がもともと持つ毒 |
毒キノコ(ツキヨタケ、クサウラベニタケ、ドクツルタケ) | 増えたりうつったりはしないが、少量でも命に関わるものがある。キノコによる中毒は9〜10月に集中 | 加熱や調理で毒が消えるとは限らない。確実に食用と分からないものは食べないことが唯一の予防 |
出典:厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」「アニサキスによる食中毒を予防しましょう」「自然毒のリスクプロファイル」、食品安全委員会「バーベキューでの食中毒予防」、家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
3. 運動会・行楽のお弁当で気をつけること
お弁当は作ってから食べるまでに時間が空くうえ、屋外で暖かい場所に置かれがちです。きちんと作ったお弁当でも、置かれる環境によっては食中毒のリスクが生じます。東京都保健医療局は、次のような点に気を付けるよう案内しています。
| つけない | 調理前にしっかり手を洗う。詰めるときは清潔な箸を使う。おにぎりはラップで包んで握り、素手で触れないようにする |
| やっつける | 卵焼きやハンバーグなどは中まで十分に加熱する。半熟卵など加熱が不十分なおかずは避ける |
| 増やさない | 揚げ物・焼き物など水分の少ないおかずを選ぶ。刺身など加熱しないおかずは入れない。ご飯とおかずは十分に冷ましてからふたをする |
| 保管 | 保冷剤で低温を保ち、菌が増えやすい温度帯(東京都は10〜65℃と案内)に長く置かない。作ってから食べるまでの時間を短くする |
■ 注意:秋の日なたや車内は想像以上に暖かくなります
「涼しい季節だから」と、日の当たる観覧席や車の中にお弁当を置いたままにしないでください。保冷バッグ+保冷剤で持ち運び、食べる直前まで日陰に置きましょう。
4. カンピロバクター:バーベキュー・焼き鳥の鶏肉
カンピロバクターは鶏などの腸にいる細菌で、令和7年は220件・1,226人の食中毒が報告されました。少ない菌の量でも発症し、新鮮な鶏肉にも菌が付着していることがあります。「新鮮だから生でも大丈夫」は誤りです。
食べてから症状が出るまでが1〜7日と長いため、原因の食事に気づきにくいのも特徴です。下痢、腹痛、発熱、吐き気、頭痛、倦怠感などが出ます。
バーベキュー・焼き鳥で気をつけること
| POINT 1 | 中心部まで十分に加熱する 目安は中心部を75℃で1分間以上。表面が焦げていても中が赤い・ピンク色なら加熱不足です。鶏肉やひき肉は特に注意。 |
| POINT 2 | 生肉用と焼けた肉を取る箸・トングを分ける 生肉をつかんだトングで焼けた肉や野菜を取ると、菌が移ります。 |
| POINT 3 | 生肉の汁を、加熱しない食品に付けない 生肉を切ったまな板・包丁でサラダを切らない。肉を触ったら手を洗う。 |
| POINT 4 | 焼くまで肉を冷やしておく クーラーボックスに入れ、細菌が増えにくい状態で保管します。 |
■ 下痢が治った後の「手足の力が入らない」に注意(ギラン・バレー症候群)
カンピロバクターに感染した数週間後に、手足のまひ、顔の筋肉のまひ、呼吸がしにくいといった症状が出る「ギラン・バレー症候群」を発症することがあると指摘されています。まれですが、下痢が治ったあとに手足のしびれや力の入りにくさ、歩きにくさが出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。呼吸が苦しい場合は救急車を呼んでください。
5. ウェルシュ菌:作り置きのカレー・煮込み料理
ウェルシュ菌は、熱に強い「芽胞(がほう)」という殻をつくる細菌です。煮込んでも芽胞は生き残り、酸素の少ない大鍋の中で、ゆっくり冷めていく間に一気に増えます。「涼しいから大丈夫」と鍋のまま常温に置くのが、最も危ないパターンです。
そのため、「翌日にもう一度加熱すれば大丈夫」とは限りません。令和7年の統計では、ウェルシュ菌は事件数では全体の2.8%にすぎませんが、患者数では5.1%を占めています。大きな鍋でまとめて作り、大勢に配る料理で起こりやすく、1件あたりの患者数が多くなるのが特徴です。食べてから6〜18時間(平均10時間)で、腹痛や下痢が出ます。
✓ 作り置きする場合は小分けにして浅い容器に移し、急いで冷ます
✓ 冷めたらすぐに冷蔵庫・冷凍庫へ。大鍋のまま常温で一晩置かない
✓ 温め直すときはよくかき混ぜながら、全体をしっかり加熱する
■ 注意:においや見た目では分かりません
ウェルシュ菌が増えても、においや味、見た目はほとんど変わりません。「においが大丈夫だから食べられる」という判断は危険です。
6. アニサキス:サンマ・サバ・カツオの刺身
アニサキスは、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、イカなどの内臓の表面に寄生する寄生虫です。令和7年は280件と、ノロウイルスに次いで2番目に多い原因でした。秋はサンマやサバ、戻りガツオを生で食べる機会が増えるため注意が必要です。
| タイプ | 症状が出るまで | 主な症状 |
|---|---|---|
| 胃アニサキス症 | 食後数時間〜十数時間 | みぞおちの激しい痛み、吐き気、嘔吐 |
| 腸アニサキス症 | 食後十数時間〜数日 | 激しい下腹部痛、腹膜炎のような症状 |
✓ 目で見て確認し、幼虫がいれば取り除く
✓ −20℃で24時間以上冷凍する、または70℃以上(60℃なら1分)で加熱する
✓ 酢じめ・塩漬け・しょうゆ・わさびでは死なない(しめ鯖も安心とは限らない)
■ 胃アニサキス症は、胃カメラで取り除くことで改善が期待できます
生魚を食べた後に強い腹痛が出たら、我慢せずに受診してください。胃アニサキス症では、胃内視鏡(胃カメラ)で胃の粘膜に入り込んだ虫体を確認して摘出します。五良会クリニック白金高輪では、土曜・日曜・祝日も胃カメラに対応しています。
出典:厚生労働省「アニサキスによる食中毒を予防しましょう」、同「令和7年食中毒発生状況の概要」
7. 毒キノコ:死者が最も多い食中毒
キノコなどの「植物性自然毒」による食中毒は、件数は多くないものの、命に関わるのが特徴です。過去10年間(平成28年〜令和7年)の病因物質別の死者数を見ると、植物性自然毒が21人と最も多くなっています。令和6年には毒キノコによる食中毒が19件発生し、1人が亡くなりました。
原因として多いのがツキヨタケとクサウラベニタケで、キノコによる食中毒の約半数を占め、9〜10月に集中します。いずれも食用キノコとよく似ているため、「以前食べたものに似ている」「少量なら大丈夫」という自己判断が事故につながります。
| 毒キノコ | 間違えやすい食用キノコ | 症状 |
|---|---|---|
| ツキヨタケ | シイタケ、ヒラタケ、ムキタケ | 食後30分〜1時間で嘔吐・下痢・腹痛 |
| クサウラベニタケ | ウラベニホテイシメジ、ホンシメジ、ハタケシメジ | 食後20分〜1時間で嘔吐・下痢・腹痛、よだれ・発汗など |
| ドクツルタケ | 白いキノコ全般 | 消化器症状がいったん治まった後に肝臓・腎臓の障害が進む。令和5年・令和6年の死亡例の原因(推定) |
出典:厚生労働省「自然毒のリスクプロファイル(キノコ)」、同「食中毒予防:毒キノコに要注意!」、同「令和7年食中毒発生状況の概要」
■ 野生のキノコは「採らない・食べない・売らない・人にあげない」
食べられるキノコかどうか確実に分からないものは、少しでも迷ったら口にしないことが最も確実な予防です。「縦に裂けるキノコは食べられる」「虫が食べていれば安全」といった言い伝えには根拠がありません。食べた後に体調が悪くなったら、または少しでも危ないと思ったら、症状が軽くても直ちに受診してください。残ったキノコや料理、写真があれば、種類の確認に役立ちます。
8. 食中毒を防ぐ6つのポイント
食中毒予防の基本は、菌を「つけない・増やさない・やっつける」ことです。秋も夏と同じように、次の6つを習慣にしましょう。
2. 生肉・生魚と、加熱後の食品で調理器具を分ける
3. 肉は中心部まで十分に加熱する(目安は75℃で1分間以上)
4. お弁当は十分に冷ましてから詰め、保冷剤で低温を保つ
5. 作り置き料理は常温に放置せず、小分けにして速やかに冷蔵する
6. 少しでも不安のある野生のキノコは食べない
9. 自宅でのケアとやってはいけないこと
軽い下痢や腹痛だけで、水分がとれている場合は、ご自宅で様子を見られることも多くあります。最も大切なのは脱水を防ぐことです。
✓ 食事は無理をせず、おかゆ・うどんなど消化のよいものから
✓ 吐いたものや便を処理したら、石けんと流水でしっかり手を洗う
✓ 同じものを食べた家族に症状が出ていないか確認する
■ やってはいけないこと
市販の下痢止めを自己判断で使うことは避けてください。下痢は菌や毒素を体の外に出す反応でもあり、無理に止めると回復が遅れたり悪化したりすることがあります。特に血便や発熱がある場合は使わずに受診してください。使うか迷うときは、医師や薬剤師にご相談ください。抗菌薬(抗生物質)は、すべての食中毒に必要なわけではなく、医師が原因や重症度を見て判断します。
■ 糖尿病のお薬を飲んでいる方へ
下痢や嘔吐で食事がとれないときは「シックデイ」です。SGLT2阻害薬やメトホルミンなどは一時的に休む必要がある場合があり、インスリンは自己判断で中止すると危険です。お薬の調整は早めに主治医にご相談ください。
10. すぐに受診すべきサイン
次のような場合は、様子を見ずに医療機関を受診してください。
✓ 激しい腹痛、または痛みがだんだん強くなる
✓ 生魚を食べた後に、みぞおちや下腹部に激しい痛みが出た
✓ 嘔吐や下痢が続き、水分がとれない
✓ 尿が少ない、口が強く渇く、立つとふらつくなど脱水のサインがある
✓ 高い熱が続く、意識がぼんやりする、ぐったりしている
✓ 野生のキノコを食べた後に症状が出た(軽くてもすぐ受診)
✓ 下痢の後に手足のしびれ、力の入りにくさ、歩きにくさが出た
✓ 乳幼児、高齢の方、妊娠中の方、糖尿病・腎臓病など持病のある方に症状がある
■ 救急要請を考える症状
呼びかけに反応しない、呼吸が苦しい、立てないほどぐったりしている、けいれんがある場合は、ためらわずに救急車を呼んでください。
✓ 直近2〜3日に食べたもの(生肉・生魚・作り置き・お弁当・キノコなど)
✓ 一緒に食事をした人に同じ症状があるか
✓ 便や嘔吐の回数、血が混じっていないか
✓ 飲んでいるお薬、持病
11. よくあるご質問
12. 理事長コメント
食中毒の原因は、細菌・ウイルス・寄生虫・自然毒で、増えやすい条件もやっつけ方もそれぞれ違います。『何℃なら大丈夫』と一つの数字で覚えるより、肉は中心までしっかり焼く、作った料理は常温に置かない、生魚は目で確認する、分からないキノコは食べないという行動で覚えていただくのが確実です。
血便が出た、生魚の後にお腹が激しく痛む、キノコを食べて少しでも具合が悪い、下痢の後に手足に力が入らない。こうしたときは我慢せずにご相談ください。五良会クリニック白金高輪では土曜・日曜・祝日も診療し、胃カメラ・大腸カメラで詳しく調べることもできます。糖尿病などの持病がある方の食中毒は重くなりやすいため、早めの受診をおすすめします。」
13. まとめ
✓ 原因は細菌・ウイルス・寄生虫・自然毒で、増えやすい条件も対策も違う
✓ お弁当は冷ましてから詰め、保冷剤で持ち運ぶ
✓ 鶏肉は中心部75℃で1分間以上。生肉用の箸・トングを分ける
✓ カレー・煮込みは鍋のまま常温に置かない。小分けにして急冷・冷蔵
✓ 生魚のアニサキスは酢・わさびでは死なない。強い腹痛は胃カメラで摘出できることがある
✓ 野生のキノコは迷ったら食べない。植物性自然毒は死者が最も多い
✓ 血便、強い腹痛、水分がとれない、キノコの後の症状、下痢の後の手足の脱力はすぐ受診
2. 厚生労働省「食中毒」
3. 厚生労働省「カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)」
4. 厚生労働省「アニサキスによる食中毒を予防しましょう」
5. 厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」
6. 厚生労働省「ジビエ(野生鳥獣の肉)の衛生管理について」
7. 厚生労働省「自然毒のリスクプロファイル:キノコ」、同「食中毒予防:毒キノコに要注意!」
8. 東京都保健医療局「お弁当をつくるときに、どのようなことに気を付ければよいですか?」
9. 東京都保健医療局「食中毒の発生について 港区内で開催されたイベントで販売された食事による食中毒」(2026年9月3日)
10. 食品安全委員会「バーベキューでの食中毒予防」
11. 農林水産省「煮込み料理を楽しむために〜ウェルシュ菌による食中毒にご注意を!!〜」
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としたものであり、診断や治療に代わるものではありません。症状が強い場合や判断に迷う場合は、医療機関へご相談ください。
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