鳥インフルエンザ(H5N1)は人にうつる?季節性インフルエンザとの違い・鶏肉や卵の安全性・海外渡航の注意点を理事長 五藤良将が解説【2026年 東京都注意報・白金高輪】|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の内科

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鳥インフルエンザ(H5N1)は人にうつる?季節性インフルエンザとの違い・鶏肉や卵の安全性・海外渡航の注意点を理事長 五藤良将が解説【2026年 東京都注意報・白金高輪】|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の内科

鳥インフルエンザ(H5N1)は人にうつる?季節性インフルエンザとの違い・鶏肉や卵の安全性・海外渡航の注意点を理事長 五藤良将が解説【2026年 東京都注意報・白金高輪】

「鳥インフルエンザが人にうつったというニュースを見て不安になった」「鶏肉や卵は食べても大丈夫?」「いま流行しているインフルエンザと何が違うの?」――東京都でインフルエンザの流行注意報レベルが続くいま、外来でこうしたご質問をいただくことが増えています。結論からお伝えすると、鳥インフルエンザ(A(H5N1)など)が人に感染するのはまれで、感染した鳥やその排泄物・死骸などに濃厚に接触した場合に限られています。日本国内では、鳥インフルエンザに感染して発症した人の事例は確認されていません(国立健康危機管理研究機構〔JIHS〕、2026年4月更新)。また、鶏肉や鶏卵を食べて人に感染したという報告はありません(厚生労働省)。

この記事では、鳥インフルエンザと季節性インフルエンザの違い、2026年の世界と日本の発生状況、食品の安全性、海外渡航時や野鳥に関する注意点、そして今シーズンの季節性インフルエンザワクチンを接種する意味を、白金高輪・港区で内科診療を行い、日本旅行医学会認定医でもある理事長 五藤良将が解説します。

五藤 良将

THIS ARTICLE IS WRITTEN AND SUPERVISED BY

医療法人社団 五良会 理事長 五藤 良将

日本抗加齢医学会専門医・日本糖尿病協会登録医・日本旅行医学会認定医
この記事は五藤良将が執筆・監修し、内容に責任を持っています。

🚨 【東京都】季節性インフルエンザは流行注意報レベルが継続中(2026年10月10日確認)

東京都感染症情報センターによると、第40週(9月28日〜10月4日)の都内の定点当たり患者報告数は15.87人(前週9.51人)と再び増加しました。31保健所中29保健所で注意報基準(10.00人)を上回り、町田市保健所では警報基準(30.00人)を超えています。当院のある港区(みなと保健所管内)は12.22人でした。今シーズンに定点医療機関から検出されたウイルスは37件すべてA(H1N1)pdm09、都内の集団感染事例は累計871件、学校等の臨時休業は累計468件です(速報値)。全国の定点当たり報告数も11.35人(前週7.17人)と増えています。
出典:東京都感染症情報センター「インフルエンザの流行状況(東京都 2026-2027年シーズン)」(2026年10月8日更新・第40週まで)、「東京都インフルエンザ情報」第5号(2026年10月9日発行)。いま都内で流行しているのは季節性インフルエンザであり、鳥インフルエンザではありません。

1. 結論:鳥インフルエンザは人にうつる?

鳥インフルエンザは、本来は鳥の間で広がるインフルエンザです。厚生労働省は、鳥インフルエンザウイルスは通常は人に感染しないものの、感染した鳥やその排泄物・死体・臓器などに濃厚に接触した場合に、まれに感染すると説明しています。

🔬 公的機関の評価(2026年時点)
▶ 日本国内:鳥インフルエンザに感染して発症した人の事例は確認されていません
▶ 人から人への持続的な感染:報告されていません。海外の人の感染例の多くは、感染した家きん(ニワトリなど)や野鳥との接触歴があります
▶ 一般の方の感染リスク:鳥類や哺乳類に接触する方を含め、低いと評価されています
▶ 治療薬:抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬・ポリメラーゼ阻害薬)に耐性のウイルスの流行は認められておらず、治療効果が期待できるとされています
出典:国立健康危機管理研究機構(JIHS)「高病原性鳥インフルエンザウイルスA(H5N1)感染事例に関するリスクアセスメントと対応」(2026年4月6日更新)、厚生労働省「鳥インフルエンザに関するQ&A」

一方でJIHSは、ウイルスが今後変異する可能性は否定できないため、動物での発生動向を監視する必要があるとも述べています。過度に心配する必要はありませんが、「むやみに鳥に近づかない」「正しい情報を確認する」ことが大切です。

2. 鳥インフルエンザと季節性インフルエンザの違い

どちらも「A型インフルエンザウイルス」の仲間ですが、主にかかる生き物、うつり方、法律上の扱いが大きく異なります。いま東京都で流行しているのは、毎年冬に人の間で広がる季節性インフルエンザ(今シーズンはA(H1N1)pdm09が中心)です。

項目 季節性インフルエンザ 鳥インフルエンザ(A(H5N1)など)
主にかかる生き物 人 鳥(野鳥・家きん)。近年は乳牛など哺乳類での検出も
主な型 A(H1N1)pdm09、A(H3N2)、B型(ビクトリア系統) A(H5N1)、A(H7N9) など
人へのうつり方 人から人へ、せき・くしゃみの飛沫や接触で広がりやすい 感染した鳥などへの濃厚接触でまれに感染。人から人への持続的な感染は報告なし
潜伏期間 約2日(1〜4日) A(H5N1)でおおむね2〜8日
重症度 多くは数日〜1週間で回復。高齢の方・持病のある方は重症化に注意 結膜炎や軽いかぜ症状から、重い肺炎まで幅がある。報告例の致死率は季節性より高い
感染症法の分類 五類感染症 A(H5N1)・A(H7N9)は二類感染症、その他の亜型は四類感染症
ワクチン 毎シーズンの季節性ワクチン(2026/27は3価) 季節性ワクチンは鳥インフルエンザを防ぐようには作られていません

出典:厚生労働省「鳥インフルエンザに関するQ&A」、大阪府「鳥インフルエンザ(H5N1、H7N9)」(厚生労働省・JIHS資料に基づく)、WHO「Influenza (avian and other zoonotic)」ファクトシート(2026年1月21日更新)、CDC「Preventing Bird Flu」、CDC「How Flu Spreads」

「鳥インフルエンザ」と「新型インフルエンザ」は別のもの

鳥インフルエンザは、新型インフルエンザそのものではありません。鳥インフルエンザウイルスが変異して人から人へ効率よく感染する能力を獲得した場合に、新型インフルエンザとなるおそれがある、という関係です(厚生労働省)。A型とB型、季節性インフルエンザの型の違いについてはA型とB型の違いの記事で解説しています。

3. 2026年の発生状況|世界の人の感染例と日本の状況

世界の人の感染例

集計 内容
WHOへの報告(累計) 2003年〜2026年1月22日に993例、うち477例(48%)が死亡。2025年は30例(死亡12例)
米国 2026年1月22日までに14州で71例(死亡2例)。多くは軽症。乳牛での検出は2026年2月9日時点で19州
カンボジア 2023年以降34例(死亡19例)。2025年は18例(死亡9例)
米国以外の最近の報告 2025年8月〜2026年6月にバングラデシュ・カンボジア・インドで計12例(死亡3例)。いずれも病気の家きんなどとの接触が中心
直近(WHO) 2026年8月8日〜9月6日の報告期間に、新たなA(H5N1)の人の感染例は1例

出典:JIHS「高病原性鳥インフルエンザウイルスA(H5N1)感染事例に関するリスクアセスメントと対応」(2026年4月6日更新)、CDC「Global Summary of Human Cases of H5N1 Bird Flu from August 2025 to June 2026」、WHO「Influenza at the human-animal interface summary and assessment, 6 September 2026」

数字だけを見ると致死率の高さが気になりますが、これは重症で医療機関を受診し、診断された方が中心に集計されていることも影響しています。米国の事例の多くは酪農・養鶏の作業に関わる方で、結膜炎(目の充血)などの軽い症状が中心でした。CDCは、米国の一般の方への健康リスクは「現時点で低い」としています。

日本の状況

日本では、人の感染例は確認されていません。一方、鳥での発生は毎年秋から春にかけて起こります。農林水産省によると、2025/26年シーズン(令和7年度)は、北海道白老町を国内1例目として16道県で24事例の家きんでの高病原性鳥インフルエンザが発生し、殺処分の対象は約576万羽でした。2026年秋以降の家きんでの発生は、2026年9月16日の更新時点では確認されていません。渡り鳥が飛来する季節に入るため、今後の発表に注意が必要です。

⚠️ 鳥で発生しても、人への感染とは別の話です

養鶏場で鳥インフルエンザが発生すると、感染拡大を防ぐために鶏の殺処分などが行われます。これは家畜の病気としての対策であり、「周辺の住民に人の感染が広がっている」という意味ではありません。

4. どうやって感染する?鶏肉・卵・牛乳は大丈夫?

人への感染は、感染した鳥やその排泄物・死骸・臓器などへの濃厚な接触によって、まれに起こります(厚生労働省)。海外では、自宅の庭で飼っている鶏の世話や解体、生きた鳥を売る市場での接触、感染した乳牛の搾乳作業などが感染のきっかけとして報告されています。

✅ 食品について(日本の場合)
▶ 鶏肉・鶏卵:食べることで人に感染したという事例の報告はありません(厚生労働省)。鳥インフルエンザが発生している地域では、念のため中心部まで十分に加熱(全体が70℃に達する)することが勧められています
▶ 牛乳:加熱殺菌(パスチャライズ)でウイルスは不活化されます。CDCは、生乳(加熱殺菌していない牛乳)や生乳製品を避けるよう呼びかけています
出典:厚生労働省「鳥インフルエンザに関するQ&A」、CDC「Preventing Bird Flu」

普段の食生活で、鶏肉や卵を避ける必要はありません。加熱が不十分な鶏肉は、鳥インフルエンザとは別にカンピロバクターなどの食中毒の原因にもなるため、日ごろからしっかり加熱して食べることをおすすめします。

5. 症状・潜伏期間と、受診するときの伝え方

A(H5N1)の潜伏期間はおおむね2〜8日で、高熱と急性の呼吸器症状を主とするインフルエンザのような症状が出ます。WHOは、症状の幅として軽いかぜのような症状や結膜炎(目の炎症)から、重い呼吸器疾患まであると説明しています。

ただし、発熱やせきの原因として圧倒的に多いのは、いま流行している季節性インフルエンザや新型コロナです。鳥に接触していない方が、発熱だけで鳥インフルエンザを心配する必要はほとんどありません。

次のような方は、受診前に必ず電話で伝えてください

▶ 鳥インフルエンザが発生している国・地域から帰国し、発熱・せき・目の充血などがある
▶ 発症前の1〜2週間に、生きた鳥・死んだ鳥、家きん市場、養鶏場・酪農場などで動物と接触した
▶ 職業上、鳥や家畜に日常的に触れている

JIHSは、発生地域で鳥類と接触し、体調に変化があった場合には、受診時に渡航歴と鳥類との接触歴を医療機関に伝えるよう呼びかけています。帰国時に症状がある場合は、空港の検疫所に相談することもできます。

海外からの帰国後の発熱は、鳥インフルエンザよりもデング熱・マラリアなどの輸入感染症や季節性インフルエンザのほうが多くみられます。帰国後の発熱全般については帰国後の発熱の記事で解説しています。

FEVER & TRAVEL CONSULTATION

発熱・せき、帰国後の体調不良は、まずお電話でご相談ください

当院では、インフルエンザ・新型コロナの検査や治療薬の処方に対応しています。海外から帰国後の発熱や、鳥・動物との接触があった方は、受診の前にお電話で渡航先と接触の内容をお知らせください。適切な受診方法をご案内します。土曜・日曜・祝日も10:00〜15:00で診療しています(火曜休診)。

6. 季節性インフルエンザワクチンは鳥インフルエンザに効く?

CDCは、季節性インフルエンザワクチンは鳥インフルエンザ(H5N1)を防ぐようには作られていないと明記しています。それでもCDCは、鳥や家畜に接する機会の多い方に季節性インフルエンザワクチンの接種を推奨しています。理由は次のとおりです。

理由 1 季節性インフルエンザそのものを防ぐ
いま東京都で流行しているのは季節性インフルエンザです。かかるリスクと重症化のリスクを下げることが、まず大切です。
理由 2 「同時感染」のリスクを減らす
人の季節性ウイルスと鳥のウイルスに同時に感染すると、体の中で遺伝子が混ざり合い(遺伝子再集合)、新しいインフルエンザウイルスが生まれるおそれがあります。CDCは、季節性ワクチンがこの非常にまれなリスクを下げる可能性があるとしています。
理由 3 発熱したときの見極めがしやすくなる
季節性インフルエンザにかかりにくくしておくことは、海外渡航後などに体調を崩したときの原因の絞り込みにも役立ちます。

出典:CDC「Preventing Bird Flu」(The seasonal flu vaccine is not designed to protect against H5N1 bird flu / coinfection・reassortment に関する記載)。理由3は当院の臨床上の考え方です。

2026/27シーズンの季節性インフルエンザワクチンは、注射型・経鼻型ともに3価で、A(H1N1)pdm09・A(H3N2)・B型(ビクトリア系統)の3つに対応しています。

項目 注射型ワクチン(3価) 経鼻ワクチン「フルミスト点鼻液」(3価)
対象 生後6か月以上(大人も) 2歳以上19歳未満
回数・方法 13歳以上は原則1回、13歳未満は2回の皮下注射 1回0.2mL、左右の鼻に0.1mLずつ噴霧(注射なし)
製造株 A/スイス/6849/2025(H1N1)・A/ダーウィン/1369/2025(H3N2)・B/パース/115/2025(ビクトリア系統)
接種できない主な方 明らかな発熱がある方、ワクチンの成分で重いアレルギー(アナフィラキシー)を起こしたことがある方など 明らかな発熱がある方、妊娠中の方、免疫機能に異常がある方・免疫を抑える治療を受けている方、成分でアナフィラキシーを起こしたことがある方など(弱毒生ワクチンのため)

出典:フルミスト点鼻液 電子添文(2026年8月改訂 第6版、PMDA 医療用医薬品情報)、厚生労働省「インフルエンザワクチン(季節性)」

VACCINE & FLUMIST

季節性インフルエンザワクチン、まだの方はご予約ください

当院では、大人の注射型ワクチンに加え、経鼻インフルエンザワクチン「フルミスト点鼻液」(2歳以上19歳未満・1回)を入荷しており、ご予約を受け付けています。年末年始に海外へ渡航されるご家族の接種や、渡航前の健康相談もあわせてご相談ください。詳しくはフルミストのご案内をご覧ください。

7. 海外渡航・日常生活での予防のポイント

JIHSは、鳥類への曝露機会がない海外渡航者の感染リスクは低いと評価しています。そのうえで、WHO・JIHSが勧める予防のポイントを、日常生活と海外渡航に分けて整理しました。

POINT 1 死んだ野鳥や弱った鳥に素手で触らない
公園や水辺で死んだ鳥を見つけても、触ったり持ち帰ったりせず、お住まいの自治体の窓口に連絡しましょう。ペットが近づかないように注意してください。
POINT 2 鳥や動物に触れたら、石けんと流水で手洗い
アルコール手指消毒薬も有効です。鳥のふんが付いた靴は、家に入る前に汚れを落としましょう。
POINT 3 海外では、生きた鳥を売る市場や養鶏場に近づかない
アジアなど発生のある国・地域では、家きん市場や農場の見学を避けましょう(WHO、JIHS)。
POINT 4 肉・卵はしっかり加熱、生乳は避ける
渡航先でも、加熱が不十分な鶏肉・卵料理や、加熱殺菌していない生乳・生乳チーズは避けると安心です。
POINT 5 帰国後の発熱は、渡航歴・接触歴を伝えて受診
帰国時に症状があれば検疫所へ、帰国後に症状が出たら、受診前に医療機関へ電話で伝えましょう。

出典:WHO「Influenza (avian and other zoonotic)」ファクトシート(2026年1月21日更新)、JIHS「高病原性鳥インフルエンザウイルスA(H5N1)感染事例に関するリスクアセスメントと対応」(2026年4月6日更新)、CDC「Preventing Bird Flu」

なお、こまめな手洗いや、せきエチケットは、いま流行している季節性インフルエンザの予防にもそのまま役立ちます。エビデンスのある予防法についてはインフルエンザの予防法の記事でまとめています。

8. 理事長コメント

💬 理事長 五藤良将より
「鳥インフルエンザのニュースは、どうしても不安をかき立てます。ただ、現時点の公的機関の評価では、日本で暮らす一般の方が鳥インフルエンザに感染するリスクは低いとされています。私たちが目の前で向き合うべきなのは、いま都内で広がっている季節性インフルエンザです。
日本旅行医学会認定医として渡航前のご相談を受けていると、年末年始に海外へ出かける方が多くいらっしゃいます。季節性インフルエンザのワクチンを済ませ、渡航先では生きた鳥や市場に近づかない――この2つで十分に備えられます。帰国後に熱が出たときは、渡航先と接触の内容をお電話で教えてください。白金高輪駅から徒歩1分の当院では、土日祝もご相談に対応しています。」

9. よくある質問(FAQ)

Q. 鳥インフルエンザは人から人にうつりますか?
A. 人から人への持続的な感染は報告されていません(JIHS、2026年4月更新)。厚生労働省は、人から人への感染はきわめてまれで、患者を長時間介護した家族など濃厚接触者に限られていると説明しています。海外の感染例の多くは、感染した家きんや野鳥との接触歴がある方です。
Q. 鶏肉や卵を食べても大丈夫ですか?
A. 鶏肉や鶏卵を食べて人に感染したという事例の報告はありません(厚生労働省)。発生地域では、念のため中心部まで十分に加熱(全体が70℃に達する)することが勧められています。普段から鶏肉はよく加熱して食べることをおすすめします。
Q. 日本で鳥インフルエンザに感染した人はいますか?
A. 日本国内では、鳥インフルエンザに感染して発症した人の事例は確認されていません(JIHS、2026年4月6日更新)。鳥での発生は毎年秋から春にかけてあり、2025/26年シーズンは16道県で24事例が家きんで発生しました(農林水産省)。
Q. 季節性インフルエンザのワクチンは鳥インフルエンザにも効きますか?
A. 季節性ワクチンは鳥インフルエンザ(H5N1)を防ぐようには作られていません(CDC)。ただし、いま流行している季節性インフルエンザを防ぐこと、また人と鳥のウイルスの同時感染という非常にまれなリスクを下げる可能性があることから、CDCは鳥や家畜に接する方にも季節性ワクチンの接種を推奨しています。
Q. 公園で死んでいる鳥を見つけました。どうすればよいですか?
A. 素手で触らず、持ち帰らず、お住まいの自治体の窓口に連絡してください。万一触れてしまった場合は、石けんと流水でよく手を洗いましょう。その後10日ほどの間に発熱や目の充血などが出た場合は、受診前に医療機関へ電話で接触したことを伝えてください。
Q. 鳥インフルエンザにかかったら、治療薬はありますか?
A. 治療は、対症療法と抗インフルエンザ薬が基本です。JIHSは、ノイラミニダーゼ阻害薬(タミフルなど)やポリメラーゼ阻害薬(ゾフルーザ)に耐性のH5N1ウイルスの流行は認められておらず、治療効果が期待できるとしています。疑われる場合は、指定された医療機関で検査・治療が行われます。季節性インフルエンザの治療薬については治療薬5種類の違いの記事をご覧ください。
Q. 白金高輪・港区で、インフルエンザワクチンや渡航前の相談ができるクリニックはありますか?
A. 五良会クリニック白金高輪は、東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪駅」2番出口から徒歩1分です。季節性インフルエンザワクチン(注射型・フルミスト点鼻液)の接種、発熱・せきの診察、渡航前の健康相談に対応しています。日本旅行医学会認定医の理事長と日本渡航医学会認定医の安達弘人医師が在籍しています。土曜・日曜・祝日も10:00〜15:00で診療しています(火曜休診)。
医療法人社団 五良会・正友会 理事長 五藤 良将

AUTHOR / SUPERVISOR

医療法人社団 五良会 理事長 五藤 良将(ごとう よしまさ)

  • 防衛医科大学校 医学部 卒業(27期)。防衛医科大学校病院、自衛隊中央病院、自衛隊横須賀病院ほかで臨床経験を積む
  • 医療法人社団 五良会 理事長/医療法人社団 正友会 理事長/竹内内科小児科医院 院長
  • 日本内科学会 認定内科医/日本抗加齢医学会 専門医/日本糖尿病協会 登録医/日本旅行医学会 認定医
  • 日本温泉気候物理医学会 温泉療法専門医/日本医師会認定産業医/日本医師会認定健康スポーツ医/難病指定医
  • 所属学会:日本内科学会、日本糖尿病学会、日本アレルギー学会、日本東洋医学会、日本リウマチ学会、日本外来小児科学会、日本抗加齢医学会、日本睡眠学会、日本美容内科学会、日本旅行医学会 ほか
  • 著書『あぶら落とすスープ』(アスコム)。NHK・TBS・フジテレビ・日本テレビ・テレビ朝日などメディア出演多数

執筆・監修責任について

本記事は、五藤良将が公的機関の発表・国内外の診療ガイドライン・査読済み論文を確認したうえで執筆・監修しています。内容は公開時点の情報に基づくものであり、新しい知見やガイドラインの改訂があった場合は、こちらで記事を更新します。
本記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個々の患者さんの診断・治療に代わるものではありません。症状や治療のご判断については、必ず医師にご相談ください。記載内容について気になる点がございましたら、五良会クリニック白金高輪(03-6432-5353)までお知らせください。

10. まとめ

📝 この記事のポイント
✅ 鳥インフルエンザが人に感染するのはまれで、感染した鳥などへの濃厚接触が中心。人から人への持続的な感染は報告なし
✅ 日本国内で人の感染例は確認されていません。世界では2003年〜2026年1月に993例が報告されています
✅ 鶏肉・鶏卵を食べて感染した報告はありません。肉・卵はよく加熱し、生乳は避けましょう
✅ 死んだ野鳥には素手で触らず、海外では家きん市場や養鶏場に近づかないこと
✅ 季節性ワクチンは鳥インフルエンザを防ぐものではありませんが、いま流行中の季節性インフルエンザへの備えとして重要です
✅ 東京都は流行注意報レベルが継続(第40週 定点当たり15.87人)。2026/27シーズンのワクチンは3価、お子さんはフルミストも選べます

11. 参考文献・出典

  1. 東京都感染症情報センター「インフルエンザの流行状況(東京都 2026-2027年シーズン)」(2026年10月8日更新・第40週まで、2026年10月10日確認)
  2. 東京都感染症情報センター「東京都インフルエンザ情報」第5号(2026年10月9日発行・第40週分)
  3. 国立健康危機管理研究機構(JIHS)「高病原性鳥インフルエンザウイルスA(H5N1)感染事例に関するリスクアセスメントと対応」(2026年4月6日更新)
  4. 厚生労働省「鳥インフルエンザに関するQ&A」
  5. 大阪府「鳥インフルエンザ(H5N1、H7N9)」(潜伏期間・症状・治療。厚生労働省・JIHS資料に基づく)
  6. 農林水産省「令和7年度 鳥インフルエンザに関する情報について」(2026年7月14日更新)、「令和8年度 鳥インフルエンザに関する情報について」(2026年9月16日更新)
  7. World Health Organization. Influenza (avian and other zoonotic). Fact sheet. Updated 21 January 2026.
  8. World Health Organization. Influenza at the human-animal interface summary and assessment, 6 September 2026.
  9. Centers for Disease Control and Prevention (CDC). Global Summary of Human Cases of H5N1 Bird Flu from August 2025 to June 2026.
  10. Centers for Disease Control and Prevention (CDC). Preventing Bird Flu.
  11. フルミスト点鼻液 電子添文(2026年8月改訂 第6版、PMDA 医療用医薬品情報)
  12. 厚生労働省「インフルエンザワクチン(季節性)」(予防接種情報)

🏥 白金高輪で診るという選択(当院が選ばれる理由)

鳥インフルエンザへの備えの基本は、正しい情報と、季節性インフルエンザへの備えです。白金高輪の当院では、ワクチン接種から発熱時の診察、海外渡航前後のご相談まで内科で対応しています。

理由① 渡航医学の認定医が2名在籍

日本旅行医学会認定医の理事長と、日本渡航医学会認定医の安達弘人医師が在籍し、渡航前の健康相談や輸入ワクチンの接種に対応しています。

理由② 注射型ワクチンとフルミストの両方に対応

大人は注射型、2歳以上19歳未満のお子さんは経鼻ワクチン「フルミスト点鼻液」も選べます。ご家族そろっての接種もご相談ください。

理由③ 発熱時の検査・治療薬の処方に対応

インフルエンザ・新型コロナの検査から抗インフルエンザ薬の処方まで対応し、専門的な対応が必要な場合は保健所や連携医療機関と連携します。

理由④ 糖尿病など持病のある方の相談も同じ内科で

日本糖尿病協会登録医の理事長が糖尿病内科を担当しています。重症化しやすい持病のある方のワクチンや体調管理もご相談いただけます。

理由⑤ 土曜・日曜・祝日も診療、白金高輪駅2番出口から徒歩1分

土・日・祝も10:00〜15:00で診療しています(火曜休診)。東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪駅」2番出口から徒歩1分、プレミストタワー白金高輪1Fです。

ワクチン接種や渡航前の相談、発熱時の受診は、お気軽にご相談ください。

ワクチン・渡航相談はWEB予約から。帰国後の発熱などお急ぎの方はお電話でご相談ください。

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