腫瘍マーカーが高いと言われたら|CEA・CA19-9の基準値と「がん以外で上がる理由」【白金高輪の内科・内視鏡】|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の内科

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腫瘍マーカーが高いと言われたら|CEA・CA19-9の基準値と「がん以外で上がる理由」【白金高輪の内科・内視鏡】|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の内科

腫瘍マーカーが高いと言われたら|CEA・CA19-9の基準値と「がん以外で上がる理由」【白金高輪の内科・内視鏡】

執筆: 五良会クリニック白金高輪|院長 玉井博修(日本内科学会 総合内科専門医・指導医/日本消化器病学会 専門医・指導医/日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医/日本肝臓学会 専門医・指導医)
共著: 医療法人社団五良会|理事長、竹内内科小児科医院|院長 五藤良将(糖尿病内科・感染症)

人間ドックのオプションで受けた腫瘍マーカー(CEA・CA19-9・AFP・PSA など)の数値に「H」の印がついていた――。そのまま眠れない夜を過ごしている方も少なくないと思います。白金高輪の当院にも、健診結果を握りしめて来院される方が毎年たくさんいらっしゃいます。

最初に結論をお伝えします。腫瘍マーカーが基準値を超えていても、その多くはがんではありません。一方で、「異常なし」と言われても、がんが隠れていないことの証明にはなりません。腫瘍マーカーはがんの有無を決める検査ではなく、次に何を調べるかを考えるための「きっかけ」の検査です。

この記事では、消化器内視鏡の専門医・指導医である玉井院長と、糖尿病・代謝を専門とする五藤理事長が、主要な腫瘍マーカーの基準値・上がる理由・上がらない理由、そして「高い」と言われたときに何を受ければよいのかを、数値と出典を示しながら整理します。

📋 この記事の内容(クリックで該当箇所へ)

1. 腫瘍マーカーとは何か――「がんを見つける検査」ではありません

腫瘍マーカーとは、がん細胞がつくる物質、あるいはがんに反応して体がつくる物質を血液中で測定する検査です。採血だけで済むため、人間ドックのオプションとして広く提供されています。

ただし、この検査には原理的な限界があります。日本臨床検査医学会の「臨床検査のガイドライン」でも、「腫瘍マーカーの診断感度と診断特異度は低く、早期癌の発見には効力を発揮できない」と明記されています。がんが数ミリ〜1センチ程度の早期段階では、血液中に検出できるほどの量が出てこないためです。

腫瘍マーカーが本来もっとも力を発揮する場面

① すでに診断されたがんの治療効果の判定(治療で下がるか)
② 治療後の再発モニタリング(前回値と比べて上がっていないか)
③ 画像で見つかった腫瘤の性質を推定する補助
出典:日本臨床検査医学会「臨床検査のガイドライン」腫瘍マーカーの見方/日本癌治療学会『分子腫瘍マーカー診療ガイドライン 第2版』(金原出版)

つまり腫瘍マーカーは「がんを最初に見つける道具」としては不得意で、「経過を追う道具」としては優秀、という性格の検査です。この前提を知っているだけで、結果票の見え方はずいぶん変わってきます。

2. 主な腫瘍マーカーと基準値一覧(CEA・CA19-9・AFP・PSA ほか)

人間ドックのオプションで測定されることが多い腫瘍マーカーを整理します。基準値は測定試薬・施設によって多少異なりますので、必ずご自身の結果票に印字された基準値をご確認ください。

マーカー 代表的な基準値 主に関連する臓器・がん がん以外で上がる主な原因
CEA
(癌胎児性抗原)
5.0 ng/mL 以下 大腸・胃・膵・胆道・肺・乳腺など(幅広い) 喫煙、加齢、慢性肝炎・肝硬変、糖尿病、甲状腺機能低下症、慢性気管支炎
CA19-9 37 U/mL 以下 膵臓・胆嚢・胆管・大腸・胃 胆石・胆管炎・胆汁うっ滞、膵炎、肝硬変、子宮内膜症、卵巣嚢腫、気管支拡張症
AFP
(α-フェトプロテイン)
10 ng/mL 以下 肝細胞がん 慢性肝炎、肝硬変、肝再生期、妊娠
PIVKA-II 40 mAU/mL 未満 肝細胞がん(AFPと併用) ワルファリン内服、ビタミンK欠乏、閉塞性黄疸、アルコール性肝障害
PSA 4.0 ng/mL 以下
(年齢階層別基準を用いる施設も)
前立腺がん 前立腺肥大症、前立腺炎、尿道カテーテル、射精後、自転車走行後
CA125 35 U/mL 以下 卵巣がん 月経・妊娠、子宮内膜症、子宮筋腫、骨盤内炎症、腹水・胸水
SCC抗原 1.5 ng/mL 以下 扁平上皮がん(肺・食道・子宮頸部・頭頸部) アトピー性皮膚炎・乾癬などの皮膚疾患、腎不全、気管支炎
CYFRA
(シフラ)
3.5 ng/mL 以下 肺扁平上皮がん 間質性肺炎、慢性呼吸器疾患、腎不全

⚠️ 注意

上の表の「がん以外で上がる原因」を見ていただくと分かるとおり、ごくありふれた状態でも腫瘍マーカーは上昇します。喫煙者ではCEAが、ワルファリンを内服中の方ではPIVKA-IIが、月経周期によってはCA125が上がるのは、むしろ想定内の現象です。

3. がんでなくても上がる――偽陽性の代表的な原因

腫瘍マーカーが基準値を少し超えている状態を「軽度高値」と呼びます。当院の外来でも、軽度高値のほとんどは、がん以外の要因で説明がつきます。よく遭遇する原因を挙げます。

① 喫煙(CEA)

もっとも多い原因のひとつです。喫煙者ではCEAが非喫煙者より高い値を示す傾向があり、5〜10 ng/mL程度までは喫煙だけで説明できることがあります。禁煙後、数か月かけて低下していくことも珍しくありません。

② 良性の胆道・膵疾患(CA19-9)

胆石、胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞、慢性膵炎などでCA19-9は上昇します。とくに胆汁の流れが悪くなる状態では、数百 U/mL まで上がることもあります。この場合は胆道の治療で速やかに低下します。

③ 慢性肝疾患・脂肪肝(AFP・CEA・CA19-9)

慢性肝炎や肝硬変では、肝細胞の再生に伴ってAFPが上昇します。日本人の成人のおよそ3割が脂肪肝(MASLD)を有するとされ、肝機能異常と腫瘍マーカー軽度高値がセットで見つかるケースは非常に多いパターンです。

④ 女性特有の生理的変動(CA125)

CA125は月経中に上昇します。また子宮内膜症・子宮筋腫でも上がります。閉経前の女性でCA125が軽度高値の場合、まず月経周期との関係を確認することが大切です。

⑤ 皮膚疾患(SCC抗原)

SCC抗原は扁平上皮に由来するため、アトピー性皮膚炎、乾癬、湿疹などの皮膚疾患があると上昇します。「SCCだけが高い」というパターンでは、皮膚の状態を確認するとあっさり説明がつくことがあります。皮膚症状が続いている方は、当院2階の皮膚科(TEL 03-6432-5656)で並行して診ることもできます。

4. がんがあっても上がらない――偽陰性とルイス式血液型

腫瘍マーカーで見落とされがちなのが、「正常値だったから大丈夫」という誤解です。前述のとおり早期がんでは腫瘍マーカーはほとんど上がりません。加えて、体質的にそもそも上がらない方がいます。

CA19-9が「絶対に上がらない」体質の方がいます

CA19-9はルイス式血液型抗原を土台に作られる物質です。日本人の約10%を占めるルイス式血液型陰性(Lewis a−b−)の方では、膵がんがあってもCA19-9が上昇しません。この体質の方にとって、CA19-9の「正常」はまったく安心材料になりません。
出典:LSIメディエンス WEB総合検査案内(CA19-9)/日本臨床検査医学会 臨床検査のガイドライン

したがって、「腫瘍マーカーが正常だから胃カメラ・大腸カメラは受けなくてよい」という判断は成り立ちません。症状がある方、便潜血が陽性の方、家族歴のある方は、マーカーの値にかかわらず内視鏡での確認をおすすめします。

5. 数値の高さで心配の度合いは変わるのか

結論から申し上げると、「高さ」よりも「動き」のほうが重要です。とはいえ、目安がないと不安が募りますので、外来で実際にお伝えしている考え方を示します。

高値の程度 考え方 推奨される対応
軽度高値
(基準値の1〜2倍程度)
喫煙・良性疾患・加齢で説明できることが多い 問診で原因を洗い出し、1〜3か月後に再検査。並行して基本的な画像検査
中等度高値
(基準値の2〜5倍程度)
良性疾患でも起こるが、器質的疾患の検索が必要 腹部超音波+上部・下部内視鏡など、該当臓器の精査を先行
高度高値
(基準値の5倍以上)
悪性疾患の可能性が相対的に高くなる 速やかに造影CTなどを含む精査。必要に応じて高次医療機関と連携
経時的な上昇
(前年より明らかに増加)
絶対値が基準値内でも要注意 過去の結果票を持参のうえ受診。トレンドを見て精査方針を決定
✅ 過去の健診結果は「捨てないでください」
腫瘍マーカーは、単発の値よりも前年・前々年との比較がはるかに有用です。当院を受診される際は、可能な限り過去2〜3年分の健診結果票をお持ちください。判断の精度が大きく変わります。

6. 「高い」と言われたときの正しい next step

インターネットで検索を重ねるより、次の順番で進めるほうが確実です。当院での標準的な流れをお示しします。

STEP 1 結果票を持って内科を受診する
どのマーカーが、どの程度、どの基準値に対して高いのかを確認します。過去の結果票、お薬手帳、喫煙歴の情報もお持ちください。
STEP 2 問診で「がん以外の原因」を洗い出す
喫煙、飲酒、内服薬(ワルファリン等)、月経周期、皮膚疾患、既往の胆石・肝炎などを確認します。ここで説明がつくケースが多くあります。
STEP 3 該当臓器を「画像と内視鏡」で確認する
CEA・CA19-9であれば、胃カメラ・大腸カメラ・腹部超音波が基本になります。AFP・PIVKA-IIなら肝臓の超音波、PSAなら泌尿器科への紹介が中心です。
STEP 4 1〜3か月後に採血で再検する
初回で異常が見つからなかった場合、期間をおいて再検します。下がっていれば良性の一過性上昇、上がり続けていれば追加の精査(造影CT・MRCP等)に進みます。
STEP 5 必要に応じて高次医療機関へ紹介
専門的な治療や追加検査が必要と判断した場合は、連携する医療機関へ速やかにご紹介します。
健診結果票を持って、まずご相談ください
白金高輪駅2番出口から徒歩1分。港区・白金・高輪・三田エリアからアクセスしやすく、日曜・祝日も診療しています。平日にお時間の取れない方もご利用ください。

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7. 白金高輪の当院で行える精密検査

五良会クリニック白金高輪(東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪駅」2番出口 徒歩1分)では、腫瘍マーカー高値の原因検索に必要な検査を、院内でまとめて行える体制を整えています。

検査 主に確認できること 対応するマーカー
上部消化管内視鏡
(胃カメラ)
食道・胃・十二指腸の腫瘍、ピロリ菌感染、萎縮性胃炎 CEA、CA19-9、SCC
下部消化管内視鏡
(大腸カメラ)
大腸ポリープ・大腸がん・炎症性腸疾患。ポリープはその場で切除可能 CEA、CA19-9
腹部超音波検査
(エコー)
肝臓(脂肪肝・腫瘤)、胆嚢(胆石・ポリープ)、膵臓(のう胞・膵管拡張)、腎臓 AFP、PIVKA-II、CA19-9
血液検査
(院内実施項目あり)
肝機能・胆道系酵素、腎機能、血糖・HbA1c、炎症反応、腫瘍マーカー再検 すべて

当院の内視鏡検査の特徴

土曜・日曜・祝日も毎週胃カメラ・大腸カメラを実施(火曜休診)
✅ 鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査に対応
✅ 日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医が担当
✅ 胃カメラと大腸カメラの同日実施もご相談いただけます

8. 対策型がん検診と腫瘍マーカーの位置づけ

意外に知られていませんが、市区町村が行う「対策型がん検診」に腫瘍マーカーは含まれていません。厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」で推奨されているのは、死亡率減少効果が科学的に確認された次の5つのがん検診です。

がん種 検査方法 対象・間隔
胃がん 胃部X線検査 または 胃内視鏡検査 50歳以上・2年に1回
大腸がん 便潜血検査(2日法) 40歳以上・年1回
肺がん 胸部X線検査(喀痰細胞診の併用あり) 40歳以上・年1回
乳がん マンモグラフィ 40歳以上の女性・2年に1回
子宮頸がん 細胞診(必要に応じHPV検査) 20歳以上の女性・2年に1回

腫瘍マーカーがこの5項目に入っていないのは、「腫瘍マーカーを住民全体に測ると、がんによる死亡が減る」というエビデンスが確立していないためです。人間ドックのオプション(任意型検診)として測ること自体は否定されませんが、「腫瘍マーカーを受けたから、胃カメラ・大腸カメラ・マンモグラフィは不要」ということには決してなりません。

言い換えると、腫瘍マーカーは推奨されている検診の「代わり」ではなく「補足」です。まずは便潜血検査・内視鏡・マンモグラフィといった、効果が確かめられている検査を確実に受けることが最優先になります。

※ 肺がん検診については、重喫煙者に対する低線量CTの導入など、国の検討会で見直しの議論が進められています。制度変更の際は自治体からの案内をご確認ください。

9. よくあるご質問(FAQ)

Q1. 腫瘍マーカーが少しだけ高いです。すぐに再検査したほうがよいですか?
A. 軽度高値の場合、翌日に測っても大きな情報は得られません。まず問診でがん以外の原因を確認し、必要な画像検査を行ったうえで、1〜3か月後に再検するのが一般的です。ただし数値が基準値の5倍を超えるような場合や、体重減少・黄疸・黒色便などの症状を伴う場合は、時間をおかずに精査を進めます。
Q2. 腫瘍マーカーが正常なら、がんの心配はないと考えてよいですか?
A. いいえ。早期がんでは腫瘍マーカーはほとんど上昇しません。また、日本人の約10%を占めるルイス式血液型陰性の方では、膵がんがあってもCA19-9は上がりません。腫瘍マーカーが正常であることは「がんがない証明」にはならないため、便潜血検査や内視鏡など、確立された検査を年齢に応じて受けることが重要です。
Q3. タバコを吸っています。CEAが高いのは喫煙のせいでしょうか?
A. 喫煙はCEAが上昇する代表的な原因で、可能性は十分にあります。ただし「喫煙のせい」と決めつけて精査を省略するのは危険です。喫煙自体が消化器がん・肺がんの危険因子でもあるためです。喫煙者の方こそ、内視鏡を含めた確認をおすすめします。禁煙後は数か月かけて低下していくことが多く、禁煙の動機づけにもなります。
Q4. CA19-9が高いと膵臓がんですか?
A. 直結しません。CA19-9は胆石・胆管炎・胆汁うっ滞・膵炎・肝硬変・子宮内膜症・卵巣嚢腫などの良性疾患でも上昇します。当院ではまず腹部超音波で肝臓・胆嚢・膵臓を確認し、必要に応じて造影CTやMRCPを行える施設と連携します。膵のう胞や膵管拡張が見つかった場合は、定期的な経過観察が有用です。
Q5. 腫瘍マーカー検査は保険が使えますか?
A. 症状がなく、健康チェック目的で行う場合は自費(人間ドックのオプション)となります。一方、健診で異常を指摘され、医師が診療上必要と判断して行う再検査・精密検査は保険診療の対象になり得ます。判断は個々の状況によりますので、結果票をお持ちのうえ受診時にご相談ください。
Q6. 人間ドックで腫瘍マーカーのオプションは付けたほうがよいですか?
A. 「付ければ安心」という性質の検査ではない、というのが率直なところです。限られた予算であれば、まず胃内視鏡・大腸内視鏡・腹部超音波・マンモグラフィなど、病変を直接見る検査を優先されることをおすすめします。そのうえで、既往歴や家族歴に応じて腫瘍マーカーを組み合わせると、結果の解釈もしやすくなります。
Q7. PSAが4.0を少し超えていました。すぐに生検が必要ですか?
A. 4〜10 ng/mLは「グレーゾーン」と呼ばれる領域で、この範囲で前立腺がんが見つかる確率はおおむね25〜40%程度とされています。裏を返せば、多くは前立腺肥大症や前立腺炎です。まずは泌尿器科で直腸診・エコー・MRIなどを踏まえ、生検の必要性を判断します。当院では専門医療機関へのご紹介を行っています。
Q8. 白金高輪のクリニックで、健診結果だけの相談もできますか?
A. もちろん可能です。港区・白金・高輪・三田エリアの方を中心に、他院や職場の健診結果をお持ちいただいてのご相談を数多くお受けしています。白金高輪駅2番出口から徒歩1分、日曜・祝日も診療(火曜休診)していますので、平日にお時間の取れない方もご利用ください。

10. 院長・理事長コメント

💬 院長 玉井博修より
「腫瘍マーカーの数値だけを見て一喜一憂される方が本当に多いのですが、消化器の領域では『マーカーで疑い、内視鏡で確かめる』という順番がすべてです。CEAやCA19-9が高くても、胃カメラ・大腸カメラ・腹部エコーで異常がなければ、多くは経過観察で問題ありません。逆に、マーカーが正常でも症状がある方には内視鏡をおすすめします。不安を数値のまま抱え込まず、一度きちんと『見る』検査で区切りをつけましょう。」

日本内科学会 総合内科専門医・指導医/日本消化器病学会 専門医・指導医/日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医/日本肝臓学会 専門医・指導医
💬 理事長 五藤良将より
「糖尿病内科の外来でも、CEAが少し高い方は珍しくありません。糖尿病や脂肪肝そのものが軽度高値の背景になることがあるからです。同時に、糖尿病の方は膵臓がん・大腸がんのリスクがやや高いことも分かっています。数値を一つの点で見るのではなく、生活習慣・体重・肝機能・過去の推移まで含めた線で見る――これが私たちの診療の基本方針です。健診結果票を持って、どうぞ気軽にお越しください。」

日本抗加齢医学会専門医/日本糖尿病協会登録医/日本旅行医学会認定医

11. まとめ

📝 この記事のポイント
✅ 腫瘍マーカーは「がんを見つける検査」ではなく、次に何を調べるかを考えるきっかけの検査
✅ 基準値の目安はCEA 5.0 ng/mL、CA19-9 37 U/mL、AFP 10 ng/mL、PSA 4.0 ng/mL(施設差あり)
喫煙・胆石・脂肪肝・月経・皮膚疾患・ワルファリンなどでも上昇する
✅ 日本人の約10%(ルイス式血液型陰性)は、膵がんがあってもCA19-9が上がらない
「高さ」より「前年からの動き」。過去の結果票は必ず保管を
✅ 対策型がん検診5種(胃・大腸・肺・乳・子宮頸)に腫瘍マーカーは含まれない
✅ 消化器のマーカー高値では、胃カメラ・大腸カメラ・腹部エコーで確かめるのが近道
ENDOSCOPY
🔍 腫瘍マーカー高値は「見る検査」で決着をつけましょう
五良会クリニック白金高輪では、土曜・日曜・祝日も毎週胃カメラ・大腸カメラを実施。
鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査で、腹部超音波との同日併施もご相談いただけます。
✅ 人間ドックでCEA・CA19-9が高いと指摘された方
✅ 便潜血陽性を指摘された方
✅ 腹部エコーで胆嚢ポリープ・膵のう胞を指摘された方
✅ 胃部不快感・下血・体重減少が続く方
お電話でのご相談・ご予約:03-6432-5353(1F 内科・内視鏡)
参考文献・出典
1. 日本臨床検査医学会「臨床検査のガイドライン」腫瘍マーカーの見方
2. 日本癌治療学会編『分子腫瘍マーカー診療ガイドライン 第2版』金原出版
3. LSIメディエンス WEB総合検査案内(CA19-9・CEA・AFP・PIVKA-II 各項目)
4. 厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」(健発第0331058号 別添・改正反映版)
5. 日本泌尿器科学会 一般向け解説「PSAが高いと言われた」
6. 国立がん研究センター がん情報サービス「がん検診について」
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